『レッドぉ!? テメエ何勝手に俺の名前使ってんだこのやろおおおぉぉぉッ?!!』
「申し訳ねえっす」
『申せっ!? 理由を!!』
川掃除中のブルーの様子を見に行く途中で、とうとうスタンプ爆撃から電話爆撃に変わっていたので、仕方なく電話に出る事にした俺。
電話相手はもちろん、俺の同期かつ元クラスメイト。
【スピリット・フォース戦隊】のリーダー、“イフリート”。本名、
予想通りの怒りに対して、俺は軽い感じで返事をしてみたが、やはり許されなかったようだ。
「いや、違うんだよ。俺はただ、ヴィランのあいつらに“イフリート”って名前を知ってるか? 知らないなら覚えておけって言っただけで。素直にお前の事聞いただけだよ?」
『そのタイミングで言ったら120%勘違いされるだろうが!! 現場に到着した時、“イフリートにやられた許さねえ”って言い残された俺の事どう思う!?』
「モッテモテだな!」
『やっかましい!! この詐欺師がッ!!』
やっべえ、詐欺師って言われちゃったよ。仮にもヒーローなのに。反省。
「まあ、素直に悪かったよ。ごめん」
『ったく、最初からそう言え』
「けど、一応勝手に名前使った訳じゃねえよ? あの騒動の引き継ぎ対象として、【スピリット・フォース戦隊】に連絡したよな? ちゃんと長官経由で」
そう、途中で連絡した“個人的つながりのある上位ヒーロー”とは、このイフリートの事だった。
俺の調査結果により、あの廃墟に潜んでいたヴィラン対処は、本来イフリート達に引き継がれる筈のものとなっていたのだ。
まあ、連絡直後に獣人系に見つかっちゃったから、結局俺が直接戦っちゃったんだけど。
『いや、でも俺の名前騙る事までは許可した覚えはねえけど?』
「でも連絡した後にそう宣言したから、引き継ぎ直後のあのタイミングは、あながちイフリートがやる筈の仕事と言っても過言では無いのでは? 俺は状況的に仕方なく代わりにやっただけで」
『さてはお前、反省していないな? ……たく、だからと言って俺の功績にする事はねえだろうが。身に覚えの無い称賛を受けられても困るってーの』
「いや、押し付けたのはどっちかっていうとヘイト管理の方のつもりだったんだけど……」
『なお悪いだろうがクソがよお……!』
テヘペロ♪ っていうのは、冗談として。
「まあ、真面目な話。今回の件は、どう考えても“本来ランキング30位前後の案件”だ。組織そのものは強くは無かったが、そのバックが不味すぎる」
『ああ、【ピュア・ブラッド】だったか? お前、その名前本来上位に入らないと教えてもらえないのに、よく知ってたな……』
「まあ、たまたまな。そんな案件に、50位すら超えていない俺達が関わるのは“荷が重すぎる”。凶悪ヴィラン組織に、覚えられるのは危険過ぎるだろ」
客観的に見て、俺たち【ジャスティス戦隊】は強さだけなら上位ヒーローと大差無いと自分でも思ってはいる。
けれど、心構えとか立ち回りをまだ全員は覚えていない状態でもある。そこら辺が出来ているのは、30位経験者のグリーンさんくらいだろう。
そこら辺を疎かにすると、凶悪ヴィラン組織に複数同時に目をつけられて襲われる、という事も十分あり得る。
……実際俺、ある意味凶悪ヴィラン(ティアー・カイザー)に既に目を付けられてるようなもんだし。
そうならないよう、ヒーロー戦隊同士の連携や緊急時の対処の仕方など覚えておきたいのだが、まだ十分に実践出来ていない状態だ。
つまり、俺たちは割と総合的に見てランキング順位相当の実力しかない。
そんな状態で上位案件は危険過ぎる。
実際、実例は10年前にある
「……“先代【ジャスティス戦隊】が壊滅したのも、凶悪ヴィラン組織に目を付けられたのが原因だ”。その理由までは把握出来て無いけどな。けど、同じ轍を踏むような事を、今のメンバーでするつもりはねえぞ」
『……たく、そこまで考えての事だったのかよ。ただ単に、面倒ごと押し付けたのかと思ってたけど』
「イフリート、お前が以前“困った事があるなら俺を頼れ”って言ってたろ? それを覚えてたから」
『そんな頼られ方は想定外だけどな。というかお前、前科割とあるからな? 何度目だ今回で』
文句を言うようにイフリートがそう聞いてくる。
そう言われても……
「けど、実際お前のランキング案件ばっかだったろうが。逆に俺が対処しちゃダメなやつ」
『まあ、そうだなあ。大半がそれだったな。40位前後とか、20位前後もあったな』
「……寧ろ、“何でそんな案件ばっか俺ぶち当たるの? ” 俺これでも下位ヒーローよ。エンカウント率おかしくない? ねえ。割と真面目に。ねえ。ねえ」
『……割と真面目に同情してやるよ、うん』
俺の割と切実な訴えに、電話の向こうでイフリートが気まずそうな声でそう返事をしていた。
最初は向こうが激怒して電話して来たと言うのに、今じゃすっかり勢いを失っている。
ふ、勝ったな。何に勝ったのかは分からないけど。
『……ところで、レッド。それはそれとして、お前結局ランキング上げることにはしたんだよな?』
「ああ、うん。全員と相談して頑張って50位以上目指そうっとはなってる」
『そうか! そうかそうか!! ようやくその気になったか、嬉しいぜ! せっかくの同期が下位ヒーローに甘んじているのは歯痒かったからな!』
話題を転換してその話になった瞬間、イフリートが明らかに機嫌の良さそうな声に変わっていた。
声だけでもウッキウキだと言うのが分かるくらいだ。
「まあ、上げるのに手こずっている最中だけどな」
『だとしても、50位上げくらいまでなら割と直ぐ来れるだろ、お前らなら』
「簡単に言ってくれるなあ……」
『ま、とにかく応援してるぜ』
あ、そうそう。とイフリートが付け足してくる。
『レッド。50位以上になったら、俺“達”に連絡してこい』
「ん?」
『──“ランキング入れ替え戦、引き受けてやるよ”。俺達の戦隊と、お前達の戦隊とで勝負しようぜ』
そう、楽しそうな興奮の声を抑えずにそう言って来た。
「……ま、50位以上になって暫く慣れてからかな。さっきも言ったけど、立ち回り経験値自体をあげたいし」
『まあ、その理由は分かってるけどよ。それでも、早めに勝負しに来いよ。楽しみにしてるから』
あー、待ちわびしいぜ。そうイフリートは声を溢していた。
『それじゃ、そろそろ切るわ。色々大変そうだけど、頑張れよー』
「ああ。そっちもな」
そんじゃーなー。そう言って、イフリートはプツっと電話を切っていった。
俺も携帯をしまって、改めて歩き出す。
今は小さな一歩を一つずつ、一つずつ……
☆★☆
「……よし。もうすぐ河川敷だなっと……」
俺はスマホで地図を見ながら、ブルーのいる予定の場所まで歩いていた。
ちなみに一応ヒーローとしての活動になるため、既に変身した状態だ。
俺以外にも、【ジャスティス戦隊】全員が、今回のボランティア中も変身済みだ。
素顔を見せて出歩くと、認識阻害が適応されないからな。
ヒーローの正体がヴィランにバレたら、場合によっては自宅襲撃とか珍しい話じゃない。
だから、ヒーロー達の個人情報は特に流出には気を付けるようになっている。
……それ考えると、ブルー/ティアーに俺んちの住所バレバレだな……
いまだに襲撃無いのはありがたいけど……どうだろう、引越しか、せめて隠し部屋でも作った方がいいか……?
話が逸れたな。
とにかく、河川敷でゴミ拾い中のブルーだ。ブルー。
「しっかし、どうだろうな? ちゃんとやってんだろうな、あいつ」
まあ、ブルー状態の時は比較的真面目にやってるから、それほど心配自体はしていない。
寧ろ複数日に跨っているくらい大変なら、俺も一緒に手伝ってやろうかと思っているくらいだ。
「────っ、────ッ!!」
「「「──ッ、──ッ!!」」」
「……あれ? 何の声だ?」
すると、目標の河川敷の方から、何やら大きな声が聞こえて来た。
何だ? 祭りでもやってるのか? ふむ、もう少しで聞こえそう……
「貴様ら、蛆虫を卒業したいかー!!」
「「「サーッ!! イエッサーッ!!」」」
「」
「いいか、貴様らはゴミムシだ! ゴキブリ以下だ! それを自覚しているかー!?」
「「「サーッ!! イエッサーッ!!」」」
「貴様らは自身を立派な人間と思っていたか!? 知能溢れる生物だと思っていたか!! 勘違い甚だしい! 神様から見れば全員虫けら以下だ!! 貴様らは平等にクソゴミだー!! それを分かっているかー!?」
「「「サーッ!! イエッサーッ!!」」」
「いいか!! 神は貴様らなど見ていない! 視界に映るのも嫌なゴキブリ以下な生物としか思っていない!! 人類滅亡スイッチなんかあったら真っ先に押したくなるような短気な奴らだっている!! そんな奴らに殺されたいかー!?」
「「「サーッ!! ノオッサーッ!!」」」
「よろしい!! ならば立ち上がれ!! そして価値を証明せよ!! まずはその大量のゴミを片付けたまえ!! ゴミムシがゴミ屑無くせば、ウジ虫程度に這い上がれるだろう!」
「「「サーッ!! イエッサーッ!!」」」
「さあ!! このブルー様に続けえええぇぇぇぶいるッッッ?!!!」
「何やってんのお前」
俺はつい、メガホン片手に持って演説しているブルーに対して、頭を叩いてしまっていた。
どっかのニセハートマン軍曹のような訓練を課しているような光景に、俺はツッコミせざるを得なかった。
「あ、レッド。来てたの?」
「来てたの? じゃねーよ。何やってんの? マジで何やってんのお前?」
「何って、見て分からない? ゴミ拾いよ」
「ごめん、全然見ても分からなかった」
ふーっ……と、ため息を吐きながらゆっくりと立ち上がり、パンパンっと汚れを払ったブルー。
そしてヘルメット越しに、俺に向き直って会話を続けた。
「いやほら、これって【ジャスティス戦隊】の知名度、人気度を上げるためのボランティアじゃない?」
「うん」
「それでさ、河川敷に“何故か”こんなに一般人が集まってくれてるじゃない? まあ、私がSNSで、“【ジャスティス戦隊】のブルーがゴミ拾いボランティアをやります。一緒にやりませんか? ” って宣伝したからなんだけど」
「うん」
そんなことやってたんだ、と言う感想は一旦置いておく。
それがなぜ、ハートマン軍曹ごっこになったかが分からない。
「じゃあ、ここに集まった人達に対して、私の人気を高めるために、“新しい私の側面”を見せるべきだと思ったのよ。それで、あの“厳しい軍人思考”の側面を出して、ブルーとして新たな人気層を集めようかと」
「色々突っ込みどころがあるんだけどさ。その“厳しい軍人思考”って側面、お前にあったの?」
「さっき頑張って作った」
「捨てろ、そんな小学生の工作以下な側面」
俺のその言葉に、えー? と嫌そうな声を出すブルー。
いや、えー、って。
「あのー、ブルー様……」
「ん、ああ。ごめんごめん。はい、お掃除開始ー! もう各自、始めちゃっていいわよー」
「「「はーい」」」
そう言って、集まった一般人たちは何事も無かったかのように、川のゴミ拾いに向かっていった。
あの一般人も一般人だ。何さっきのノリ乗ってんだ。そして切り替えはえーなおい。
そんなことを思っていると、ブルーにトントンと俺のヘルメットを叩かれた。
「何、ブルー?」
「レッド、ちょっとちょっと……」
そう言いながら、ヘルメット越しに俺の耳に口元を近づけたブルー。そして……
「──あの一般人達、大半がどこかのヴィラン組織の人員よ」
「──ッ?!」
……そんな衝撃的な話を、聞かされてしまった。
驚いた俺を他所に、ブルーはコソコソと話を続ける。
「さっきから、私の様子をよく確認する人達が沢山でね。動きがどうにも素人っぽく無いのよね。多分、私がブルーとして宣伝しちゃったから、何処かのヴィラン組織が監視か何かの目的で送り込んで来たわね」
おかげでやりづらいったらありゃしないわ。とブルーは口を溢していた。
……一瞬、お前自身が呼んだわけじゃ無いよな? と思ったが……確か今はブルー状態だ。
もしブルーが【カオス・ワールド】のメンバーを呼び寄せたなら、ティアーとして指示を出した事になる。
こんな一般メンバーらしき奴らにも、ブルーとティアーの関係をバラしているものなのか? と疑問に思った。
「ま。それもあって、ちょっとわざとらしい事をやって、疲労と集中力を少しでも削いでおこうと思ってね。さっきのは主にそれが理由よ」
「あ。あの軍人もどきごっこ、ちゃんと理由があったんだな」
なんか、すごく安心した。ちゃんと目的があって……
「と言うわけで、レッドも気をつけなさい。あなたの事も下手したら監視されてるかもしれないから」
「あ、ああ……」
「まあ、わざわざこんなに集まってくれたからせっかくだし、ついでにこのまま川掃除に利用しようと思って」
「ヴィランをか? 大丈夫なのか?」
「今ここで証拠自体は無いから、取り押さえる事が出来ないの。泳がすついでに、せっかくだし利用した方が得よ」
じゃあ、気をつけてね。そう言って、ブルーは本人もうりゃー! とゴミ掃除に向かっていった。
……なんか、馬鹿なことやってるように見せかけて、ちゃんと冷静に周囲を見渡しているんだな。
改めて、ブルーと言う女の実力に対して感心していた。
「……しっかし、ここにいる大半がヴィランの兵士の疑いか……」
俺は改めて、ゴミ拾い中の河川敷に集まったボランティアメンバーを見渡していた。
こうしてみると、ちゃんと私服で一般人の姿を装っている。
ブルーに言われなかったら、俺には一切気づけなかっただろう。
本当に、ブルーの言うとおりヴィランの手先なのか……ちょっと確認してみるか。
「“レッド・ギフト”。っと……」
俺は、強化技を発動して“自分の耳”に付与をした。
“レッド・ギフト”の応用。この技は、付与した対象の本来持っている能力を強化する効果がある
炎技に打てば火力UP。剣に放てば切れ味UPみたいにな。
“レッド・フレイム”の射出口でもある腕を強化した時に、他の部位にも使えないかどうか思いついて、それを実践してみたところだ。
今回は耳に強化を付与したから、“聴覚機能”の強化になる。
これを使って、河川敷にいる人間の全ての話し声を、小声も含んで聞き取れる。
負担は凄いが、これで誰か愚痴か何かで、決定的な証拠を溢さないかどうか確認してみるつもりだった。
「スウっ────……」
目をつむり、耳に集中する。
周りの声を、余す事なく拾い上げ……
『ブルーさん格好いいねー』
『誰だ、こんな大量にタバコ捨てたやつ』
『お宝本見つけたったー!』
『あー!! ずるいぞ!!』
『なあおい。どう報告するんだ、ブルーのこの様子』
『いや、どうって……軍人ごっこさせてましたって報告しろってか?』
いた。見つけた。
俺は耳が痛み出しながらも、何とか目当ての情報を引き当てることが出来たと確信する。
見つけた二人の会話に焦点を当てて、先ほど以上に集中していく。
『だよなあ……どう報告しろってんだ』
『全く。【ジャスティス戦隊】のブルーが戦闘時以外で現れるからって、観察して弱点探ってこいって言われたけど……なあ?』
『なあ? なんであんなバカなこといきなりやらされたんだ、俺たち?』
なるほど、さっきのブルーの行動に、ノリがいいように見せかけてやはり戸惑っていたようだ。
そう言う意味では、ブルーが上手だったと言っていいだろう。
さて、どこの悪の組織からやって来たんだ? 俺はそれを聞こうとして……
『どうする? 正直に報告するか?』
『いや、それしか無いとはいえ、こんなバカそうな報告あるか? 弱点って言えるか、これ?』
『【ジャスティス戦隊】のブルーは軍人ごっこがお好きみたいです、とかか?』
『ったく。ティアー様が聞いたらなんて言うか……』
なるほど。なるほど。
──やっぱりティアーが差し向けてんじゃねえかバカヤローぉおおおッ!!!
何一つ俺の想像間違ってねえじゃねえか!?
いや、まあ想定とはちょっと違ったけどさあ!
【カオス・ワールド】でのブルーの扱いちょっと分かったけどさあ!
……改めて整理すると、さっきの様子から察するに、“【カオス・ワールド】の末端メンバーにティアーがブルーとして活動している事は知らされていない”と言う事実が分かった。
おそらくブルーは、ティアーとしてブルーの調査してこい、としか指示してないのだろう。
それをした理由だが……
「いやー! 一人だとヒーローでも大変だったけど、これだけ一般人が沢山いると掃除が進むわね!」
とか現在進行形の為にのたまってるヒーローがいるのだが。
あいつ、まさか“ブルーとしての人員確保のために、調査という名目でティアーとして指示出した”んじゃねーだろーな……
俺にこっそり教えたのも、“ヴィランが潜んでいる、という事実は変わらないから、それに気づく事が出来る有能ヒーローアピール”として成立してるとも言える。
つまり、最低なマッチポンプ。
あいつ、自分が楽する為にティアーとして悪の組織の人員動かしやがった……
ついでに俺にアピール出来て一石二鳥……
「詐欺師か、あいつ……」
そんな言葉が自分の口から漏れて……
──“ふと、イフリートにも同じ事言われてた事を思い出した。”
それによって、ふと気づく。
──あれ、傍から見た俺ってまさかあんな感じなの? ブルーと大差無い?
……その衝撃的な事実に気付いて、割と強めのショックを受け、両手膝を地面についてしまった。
「あれ? レッドさん大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫。大丈夫です……」
何だろう、“ブルーのあの態度の感じが似てる”って事実に気づくと、え、なんかすごくショック……
あ、“レッド・ギフト”のデメリットで鼓膜めっちゃ痛え……破けたと勘違いするくらい痛い……
俺はそのまま、しばらく地面に項垂れながら、ちょっと我が身の振り方を考え直そうかな、と真面目に少し反省していた……
★
23歳
175cm
黒髪
中立・善
男
主人公
【ジャスティス戦隊】のレッド。
鼓膜はギリ無事だった。
今日の事については、割と真面目に反省はした。
ブルーの事は嫌いでは無いが、ふざけた態度の部分は同じに見られたくはないと思っていた。
……ちなみに反省したが、同じ事を繰り返さないとは限らない。必要になったら後悔はあっても迷わずやるタイプ。
★
22歳
168cm
青髪
混沌・善
女
【ジャスティス戦隊】のブルー。
兼、【カオス・ワールド】の幹部、“コバルト・ティアー”。
普段から考えている事そのままを話しただけのため、スラスラと罵倒の言葉が出たらしい。
川のゴミ掃除の配信動画は、多くの戸惑いをお茶の間に届けたという……
★
23歳
177cm
赤髪
秩序・善
男
【スピリット・フォース戦隊】のリーダー、“イフリート”。
現在ヒーロー戦隊ランキング29位で上位ヒーロー。
全国で活躍している。
佐藤聖夜に苦情を言えて、ひとまず満足。
それはそれとして、聖夜の運の悪さには心配になるくらい同情している。
親友がランキング上位を目指し始めたと聞いて、とてもワクワクしている。