果てしない夜が訪れる

明けない暁が始まる

千の悲しみが鎮魂歌となって

夜を深くする

「まだ早いよ」

「もっと一緒いたかった、話たかった」

世界は一変する

あなたが

君がいないだけで

名も知らぬ相手も心散らす

誰もが傷つき心流す

放浪し　彷徨い　目的地を目指す

生きてと願う声

さよならはまだ遠い空の向こう

果てしない夜が終わり

明けない暁が解けた先に

――花は揺らす

日常の一輪を