春夏秋冬。
君と季節を巡った。
花の海が広がり、花が終焉を迎え。
季節の落とし物が降る、六花を越えて。
君とささいなことでケンカしなければ――時の足音は、止むことを知らない。
それでもいつかまた――そう夢を見ずにはいられない。
開けない君との手紙は、いばらの森の向こう。