黄昏の空になびく外套。
振り返ることすらないけど、その背中から伝わるのは《信頼と約束》――生死を厭わないその人は、決して命を軽んじているわけじゃない。
“生きるために、守りたいから俺は闘う。俺は、絶対死なないし死ぬつもりはない。それに――”
黄昏に舞う花弁。
世界は美しくて、果てしない夜が広がっている。
“お前らがいる。それだけで、充分だろ”
背中から伝わるのは、永遠の絆と覚悟だ。
あの日の言葉が、今、咲き誇る。