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✿花祭り

花弁踊る花祭りの夜


吟遊詩人の紡ぐ春誘う物語


香草で味つけした肉のいい香り


花弁でつつんだあまい蜜だんご


みずみずしい果実をしぼった果実水



想いを編んだ花冠


恥じらう頬は薔薇色の乙女たち


ひそひそ交わすは恋話とおまじない



月灯り照らす白銀の青年


夢物語のように美しい少女 淡い想い揺らめいて



花祭りの夜に綴る物語は泡沫の一夜




花祭りは恋を結ぶ


花祭りで結ばれた恋人は互いに持つ花を交換する



「来年もまた花祭りで逢おう」



そう願いを籠められた花を





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