あなたがいてくれて幸せだった
交わした言葉
一緒に過ごしたおだやかで優しい時間
あなたの笑顔に救われた
いつか終わりはくることを知っていたはずなのに
人の命は儚い
どうしてもっと、優しくなれなかったんだろう
どうしてもっと、言葉を交わさなかったんだろう
そう気づいたときにはあなたはもういない
もう二度と戻れない、戻らないことをわかっていたはずなのに
幸せな記憶に凍てついた心
何度呼んでもあなたとの日々にはかえれない
気づくのはいつも失って、泣いて、後悔したあと
気づくのはいつだって自分の至ならさ
空回りしてばかりの後ろめたさ
虚しさだけが今も心に影を落とす
頭の中で理解してながら
心はまるで追いつかない
人の命は花なのだと
花が咲いて
花が散って
命は絶えず流れてゆく