目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報
月夜の訪問者

 今夜はよく眠れそうだ。



 いつの間にかクオイの隣にはカップケーキの包み紙が山をつくっていて、また笑ってしまった。



「なんだよ? お前失礼な奴だな」


「いや、クオイには勝てないなと思っただけだ」


「当然だろ、ルシュラだって俺には目じゃないぜ」


「そのルシュラから伝言を預かっている。酒は当面禁止だそうだ」


「はあああああああぁ?!」




 クオイの叫び声が城中に響き渡り、またルシュラから禁止を言い渡されたのは別の話である。




コメント(0)
この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?