第十八話のおまけ。
ゼノン視点です。
ルーカスと銀髪の歌姫ことイリア。
隣で繰り広げられる二人のやりとり、満開の花が飛ぶような雰囲気に、ゼノンは砂を吐きそうになった。
「ねえ、ルーカス……君、本当に気付いてないの?」
ゼノンはルーカスに問い掛けた。
対するルーカスは全く心当たりがないのだろう。
目を
「何の事だ?」
開いた口が塞がらないとはこの事だ。
何故こうも鈍感なのか。
彼女の前で見せる表情と普段の表情の違いに、自分では気付かないのだろうか?
(それともわざとか?)
「……いや、何でもないよ」
面と向かって言ったところで否定するだろうし、わざわざ
(この
ゼノンはにっこりといつものスマイルを浮かべて見せた。