【8月30日】
夏休みも今日と明日で終わるそんな日
「それじゃ行ってきます。明日の晩御飯までには帰ってきますね。それでは…」
「あぁ、ゆっくりしておいで」
「お気を付けて行ってらっしゃいロミータちゃん」
「┈┈┈┈┈┈┈┈┈」
時間は10:30頃、亜沙美とお昼ご飯からデートを始めて、今日も亜沙美の家に泊まるロミータは、立華家の3人に挨拶をして出掛けて行った
「どうした梨香?昨夜はロミータちゃんと仲直り出来なかったのか?」
「…うん。余計に怒らせちゃいまして…」
「そうか…考えるのは必要だが…悩みすぎても良くない。時間(とき)を待つのも大切だな」
「はい………」
ロミータが出掛けるのを見送る時、必ず笑顔で言葉を送ってきた梨香が、今日は無言のまま送り出してしまった。それ程までに何を言えば良いのか?分からなくなっていたようだ
2階の自分の部屋に戻った梨香は、特に汚れてもいない自室の掃除を始めた。埃(ほこり)が溜まっている感じもないのだが……梨香は悩んだ時に掃除をして考えたり、心を落ち着かせるクセがある。特に今回は掃除せずにはいられなかった
【15:00】
とは言え掃除は10分ちょいで終わってしまった
ロミータには及ばないが、梨香も近いくらい綺麗好きなので改めて念入りに掃除する場所もなかったからだ
昔、入退院を繰り返していた頃からのリハビリ体操をして軽く汗をかいた梨香は、シャワーを浴びてベッドに寝転がった
家政婦の佐藤さんからのお昼ご飯も
「今日は食欲が本当に湧かないの。ごめんなさい。晩御飯はちゃんと頂きますので…」
と言い断っていた。ほとんど何かを考える訳でもなく「ボーッ」と転がっていたのだ。そして疲れたのか?眠りに落ちていた
「コンコン…寝ているのか?」
「(*pω-)。O゜ん…パパぁ?開いてるわよ…」
「お、お邪魔します…」
「( ⊙Д⊙)えっ!?太一君?どうして?…確か「今日は家族と出掛ける」って昨日、言ってましたよね?」
ノックの時の男性の声にまだ半分寝ていた梨香は、梨香パパが様子を見に来たのだと思ったのだが…入って来たのは太一だった
「あ、あぁ…昼過ぎには用事が済んじゃってさ。それで梨香に携帯鳴らしたんだけど出なくてさ…少しで良いから会いたいな。と思って訪ねてきたら「娘(りか)と話してあげて欲しい」とパパさんにお願いされちゃってさ…」
「もう…パパったら心配性なんですから…でも、梨香に会いたくて訪ねて来てくれたのは嬉しいですわ♪」
昨夜ロミータと喧嘩してから精神的に不安定になっていた今の梨香にとって、太一が自発的に会いに来てくれたのは凄く嬉しいことだった
「Σ(゜□゜)あっ!!私(わたくし)ったらこんな格好で?…」
「あ、1度廊下に出ているよ…」
「待ってください太一君!その…少しの間、壁の方を向いていてください。スグに着替えますから…」
「良いのか?…分かった…」
大好きな太一がせっかく来てくれたのに部屋から追い出したくない気持ちも確かにあったが、亜沙美に対して太一のことで負けている!だから積極的にならなければ!
その気持ちも未だに強くある梨香
「シュルシュル…ファサ…」
((;・ω・)ゴクリ……同じ部屋の数メートル後ろで梨香が生着替えをしている!…何でだろう?裸を見てる訳でもないのに凄くドキドキする!…しかし、約束は約束だ。絶対に振り返らない…あ!?)
何と!?太一の右前にある化粧棚の上に、タブレットくらいの大きさの鏡がある事に気が付いた太一
「ん、んしょ…はぁはぁ…」
(太一君が目の前に居ると思うと、いつもの様にスっと着替えられませんわ)
大胆なことに、梨香は太一に対して背を向けていなかった。逆に太一の方を向きながら着替えをしているので、もし振り向かれたら生着替え中の姿がモロに見られてしまう!その緊張感からか?いつも通りに着替えられずに手間取っている梨香
(やっべぇ!!梨香の生着替えが全て見えちまってるぜ!!)
一昨日、突然Kissしてきた梨香。その彼女と昨日2人きりでデートをした翌日の今日の今、そんな彼女(りか)の生着替えの姿をマジマジと見ている太一の心拍数は生まれて以来、最高記録を更新しているだろう!
「も、もう大丈夫ですわ太一君…」
「そ、そうか…」
「あの…部屋に残ってもらって勝手に着替えておいて言うのも何ですけど…み、見なかったですわよね?」
「えっと、あの…」
太一の背中を見ながら着替えていた梨香は、もちろん太一が振り返らなかったことを知っている
(真面目な太一君だから、チラ見とかもしないと思ってましたから安心しましたけど…見られなかったのは、それはそれで少し残念ではありますわ…)
化粧棚の上に鏡を置いてある事を完全に忘れていた梨香は、太一が自分の生着替えを覗いてこなかった!と思っている
「ご、ごめんなさい。喉が乾きましたので飲み物を用意してきますね!太一君はコーヒーで宜しかったですわよね?ね?」
「あ、うん。ありがとう…」
「少し待っててくださいまし、ませ!」
振り返って考えると…とんでもなく大胆な行動をしてしまった!と理解した梨香は急に喉が渇いてしまった。おまけに自分(りか)自身で分かるほど顔が真っ赤になっていた。その恥ずかしさもあったので、コーヒーを用意するという理由で、自分(りか)の部屋から逃げる様に出ていった梨香
「はあぁぁ…緊張した。けど改めて見ると…梨香の胸の破壊力はヤバいなぁ…」
服に締め付けられていない梨香のパイパイは、予想以上の極大サイズだった!スポーツジムで彼女(りか)の水着姿を見てはいたが、あの時は恥ずかしさでマトモに見れなかったが、鏡で見ていたので本人(りか)が見られていない
と思っている中だったので、一昨日よりはシッカリ見ることが出来た太一は、梨香のパイパイの大迫力を改めて知った
続く