曇り空から,雨がぽつぽつ降りだした日だった。さくらの桜流しの様子が窓から見れた。 学校に来ると、先生が暗い顔で、暁の訃報を知らせた。
暁が死んだ!?ーーーーーーーーーーーーーーーー
信じらせず、その日の学校は何をしたかわからない。 通夜は6時からだった。
陽向がお葬式まで送ってくれた。 暗闇の中、目を閉じる陽向。 通夜では、女子が、泣き叫んでいた。
「暁君、暁君、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「暁君がかわいそう、暁君がかわいそう…!!」
さくらも泣いていた。 千春は呆然としていた。
暁は、自殺だった。 暁の写真を見ながら、お経の声を聴きながら、 守ってやれなかった。止めて上げれなかったーーーー 涙があふれだす。 陳腐でも、カッコ悪くても、お前に思ってること全部伝えれば良かったーーーーーーーーーー
通夜が終わると、暁の妹の東雲に呼び止めれれた。
「兄から千春さんへ、手紙をあずかっていたんです」と、手紙を渡された。
手紙を読む千春。
千春君へ こうゆう状況になって、とても自分が恥ずかしく思う。 でも、これ以上道化を演じるのはつらかった。 皆をだますのも、千春を騙すのもゆるせなかった。 千春が、俺の前まで演じなくていい、って言ってくれたこと嬉しかったよ。教室の事、嬉しかったよ。 千春と親友になれてよかった。
俺は千春の事、すきだった。 暁
涙がとめどなく溢れた。 失って初めて、自分が暁のことをどれだけ愛していたかわかった。 お前に言いたいこと、やまほどあったのにーーーー 千春はその場で泣き崩れた。