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第27話 魔王の問い掛け(1)

 パチン!


「きゃ~」

「可愛い声を出すな、李儒……。泣きたければ。好きなだけ泣けば良いぞ……。今日から弁と協、王允に加えて張繡と樊稠……。李儒、貴様も儂も物じゃ……。ひっ、ひひひ……」


 儂に抗い、衣服を脱ごうとしないから。儂は李儒の頬を叩いてやると何とも言い難い可愛い声を漏らすから。生前から若いニャンの悲鳴、絶叫──泣きながら抗う姿……。最後には儂の思い通りの人形になるように堕ちる若いニャン達の様子を見るのが大好き、興奮する。性欲が倍増される儂だから、自分の頬を叩かれても睨み返してきたニャン化している李儒が愛おしくて仕方がない。


 だから樊稠に続いて今度はこやつを味見してみようと思うのだが。本当に馬鹿な奴よ、李儒の奴は……。儂が食べ終わった樊稠の奴を自分の盾にする為に李儒ヘと放り投げれば生前とは違い奴は、自分の仲間を庇う為に。儂へと魔法の鏃を打ち込む行動を本当に辞めて樊稠の身体を受け止めよったから。


 儂は奴に魔鏃で撃ち抜かれる連続攻撃を受ける事もなく一気に李儒へと詰め寄る事が出来たから。その後は奴の腹部へと直ぐに拳を入れたから李儒は自分が抱える樊稠を床へと落とし、膝をついた。


 だから儂は樊稠の時同様に瞬時に李儒を押し倒し、馬乗りしたのだが。樊稠の時とは違い、意識の無い者と事を生じても、何も面白くはないから。儂は李儒の奴の腹部へと手加減して拳を入れたのが不味かった直ぐに意識を戻して、こやつはこの通りで、自身の瞳を可愛く潤ませながら。


「嫌、嫌! 嫌~! 離してぇ~!」


 儂が上から衣服を脱がし、下着を剥ぎ取ろうとすれば、このように抗うから。


 パチン!


 儂は再叩きを行う。


「ほら、李術。早く衣服と下着を脱がぬか。儂の為に……」


 李儒はもう既に儂も物だから下知を下す。


「嫌です! 嫌です! 絶対に嫌!」


 李儒の奴は可愛く首を振りながら抗いつつ、主の下知を拒否する。


「李儒! 何故、そんなに嫌がる? お主は生娘ではなかろうに? もう既に上田仲穎デブに褒美だと言っては、奴の精神が虐めにより崩壊しないように、お前の身体を差し出して甘えさせながら調整をしている事を、この儂が知らぬと思っているのか? だから早く脱げ! 今直ぐ脱げ! 李儒! そして儂の事もデブ同様に可愛がってくれ! さぁ、早く!」

「嫌です! 絶対に嫌! この身体は仲穎君の物ですから絶対に嫌~! 嫌です~! 閣下も早く仲穎君を中身を変わってください~、今直ぐに~、お願いします~」

「はぁ~、李儒~! 貴様も可笑しな事を儂に申すな? 幼い頃からあれだけ上田仲穎デブを必要以上に執着して虐めてきたのに、あやつの事を愛しているとは、貴様も可笑しな事を申すではないか、この儂へと、李儒、貴様、頭の方は大丈夫か?」


 儂は相変わらず嫌々と首を可愛く振りつつ、男の性を上昇させる李儒の首や胸元に舌をいやらしく這わせ、転がし、堪能しつつ苛めっ子へと尋ねてみたのだった。




 ◇◇◇





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