僕は自分は悪くはない、いつも彼女達から受ける虐め行為を長い年月我慢……。忍耐強く耐え忍んできた。
でも僕はあるきっかけ……。ここつい最近夜な夜な僕の許へと訪ねてきては枕元に立ち。僕は本当は大変に強い男で、只誰かによって英霊の力……。魔王の力を封印されているだけ……。
だから自分達が僕の魔力と武力力を解除するから、衰退を始めた自分達と長安学園……。そして地元を守るようにと官の御旗の許に受理した男だから。僕はこんな輩に負ける訳にはいかない。
この領地! 長安学園は
プチン!
僕の心の奥底で何かが砕け弾いた。
だから僕は何? 今の想いと感触は? と思えば。自然に自分が朦朧とし、三人からの侮り、嘲笑いも耳に聞こえなくなってきたから。牛輔と李傕、郭汜の三人に踏み、蹴られる痛みの感触……。悲痛さも消えていくから。
僕の今の立場……。幼馴染達から毎日ストーカーの如き受ける虐めに対する幻滅と絶望感も徐々に薄れていく。
◇◇◇
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