だから僕は今日も絶望感に堕ちながら、自分の意識を失っていく。まあ、そんな中……。朦朧とする意識の中で今日は……。
「仲穎~。あなたは~、本当は強い人なのだから~。これぐらいのことでくじけてはいけません」
「仲穎、弁姉様の言う通りです。あなたは本当は強い人なのだから。これぐらいの事で挫けない。もしもこれぐらいの事で泣くようならば、妾が許しませんよ! 仲穎! 分かりました?」
「協の言う通りです、あなた~。だから意識をはっきりと持ち、今直ぐ立ち上がりなさい、あなた~」
「そうですよ、仲穎! 協姉様の申される通りです、あなたは妾達を三国志から守る義務があるのだから早く立ち上がりなさい、そして皆に自分は魔王董卓なのだと世に示しなさい! さぁ~、早く! 早く!」
泣き虫デブ……。○○して、決して容姿が傍から見ても好いとは思えない僕の事を叱咤激励をしてくれる双子のエルフの女神様……。
そうつい最近お知り合いになり交流を深々と深めた女神様達の僕に立て! 立つのだ、仲穎! と声がするので。今日の僕は張繡さん達ヤンキー少女達から酷い仕打ち……。虐め行為に遭い続けていても、自分の両目から涙の雫をポロポロと流し、垂らさずに耐え忍ぶ事が気合と根性でできている。
だから僕の
「うぅ、ううううううっ! クソがぁああああああっ!」と気合を入れながら立ち上がり。
そのまま反転──! ドン! と勢いよくグレーの髪色したヤンキー姉ちゃんの張繡さんの腹部へと回し蹴りを入れ、彼女を廊下の壁へと吹き飛ばした。
◇◇◇
(7)