あっ、ははは、
「御方様はボスモンスター呼ばれる魔物と地上だけではなく。この大海原でも遭遇した事があるのですか?」
今日は王子さまの注文通りにビキニ水着を着衣して日向ぼっこ……。亀の甲羅干しみたいにデッキチェアに横たわっていたレビィアさまが上半身を起こして。
『梅酒サワーを貰えるか?』
御側に控えるメイドに嘆願をして終われば、自分の首を傾げ王子さまへと尋ねた。
「……ん? 俺か?」
「はい、御方様です」
「う~ん、そうだな?」
レビィアさまへと問われた
「う~ん、う~ん」と大袈裟に唸ってみせると。
「あるぞ、何度もな」と告げ。
ニヤリと満身の笑みを浮かべると。
「この度のイングリッシュへの里帰りの船旅の間でも、二頭程仕留めたぞ。くじらタイプと大型ワニタイプだが倒したぞ。だからボスモンスターのドロップ品で儲けられたぞ。だから伯母上に頼んでフリゲート艦を一隻購入したぞ。それと船員と娼婦も購入した。だから伯母上と義父殿……。マヤの親父殿の紹介の造船会社だから、バックマージが後から入るから喜んでいたぞ。それにアームストロング砲の売り上げのバックマージは
と王子さまは
「えぇ~、嘘~? 本当ですか、殿下?」
彼女は大変に驚いた顔をされた。
「本当だ」
驚愕しているマヤさまに王子さまが言葉を返した。
「あの、殿下?」
「ん? 何だ、マヤ?」
「もしかして殿下は以前から私の父と交流があるのですか?」
マヤさまは王子さまへと困惑しながら尋ねた。
「うん、あるぞ。同盟国同士の海軍都督だからな、敵国の情報をお互い交換するのに、以前から一緒に食事もするし、酒も飲むぞ。
王子さまが高笑いをしながらマヤさまへと、彼女のお父さま……。イングリッシュ王家の海軍都督である、ドレイク閣下とは以前から深い繋がりがあるのだと説明をした。