「マヤさま~。海賊討伐をしましょう~」
まあ、王子さまやレビィアさま、アイラさまのようにワインや日本酒、ブランデーを優雅に飲みつつ寛いで、船旅を満喫していると。
「はぁ~~~」
マヤさまは驚嘆されて、彼女は開いた口が塞がらない状態へと一瞬だが陥ると。
「ララさま、あの、ですね、以前も私が申しましたが」
マヤさまは怪訝な表情で告げる。
でもこの令嬢さまは本当に好奇心旺盛の戦好きなのかな? まあ、とにかく、早く戦がしたくて仕方がないようだから、お父さまがイングリッシュ王国の海軍を束ねる都督である、今日も水着ではなくドレスを身に纏い、肌を見せないようにしているマヤさまへとワクワクと微笑みながら尋ねたのだが。
まあ、この通りで、ララさまは今日もマヤさまに言い返されたので。
「ララ達の艦隊は攻撃力も防御力も揃える鉄壁に無敵艦隊ですから。ララやみなさまを海賊達の餌にして敵を釣り、戦をしましょう! 戦を~! 海面で足場が悪いようならばシルフィーヌさまに敵の旗艦へとブリザードお見舞いしてもらい。海面をカチカチに固めれば普通に歩兵部隊として突撃も可能ですから。一度に沢山の兵を敵の船にとりつかせ占領をすることも可能ですから。シマズ伯に嫁にいかれたヨシヒロさまのように、自国に帰還するまでに軍船の数と財宝、捕虜……。奴隷を手に入れてお金も設けましょうよ。インドア帝国本国には
「「はぁ~!」」
今度はマヤさまだけではなく、