「マヤも俺の事は余り気にしなくていい。お前の好きなように兵士達を動かし、いつ戦になってもいいように訓練をつけてやればいいぞ。特に我が国の水兵達は西の諸国とは違い、中央や東の兵士達によく見られるウィザードタイプの魔法師が多いいから、西の水軍のアームストロング砲の魔弾砲よりかは砲撃力も優れ、狙いもよく当たる特徴がある」と。
王子さまは開いた口が塞がらないでいたマヤさまへとここまでお話すると。
彼女はハッ! と我に返り、王子さまへと視線を変えるのだった。
「では我が国の海軍は攻撃力ばかりに特化した艦隊で、敵の攻撃を、魔法防御障壁を使用して防御をおこなったり、体当たりを決行して、その後白兵戦をおこなわないタイプの、砲撃で雌雄を決するタイプの艦隊なのですか?」
我に返ったマヤさまは王子さまへと尋ねた。
「……ん? 俺の艦隊はメイジや呪術師も多いいぞ。だから敵への魔法障壁アタックも得意で船上の戦闘も普通に出来る。それに俺の家臣達が骸になっても西の諸国の兵隊達みたいに蘇生魔法で蘇る事が出来るから、皆勇敢で威勢が良いぞ! だからマヤ、お前の好きなように使え。そして訓練をつけてやれ」
我が艦隊の特徴を王子さまはまやさまへと説明をした。