俺は女王陛下に言葉を掛け終わると、困惑した表情で腕を掴んで、「伯母上様、ちょっと」と声をかけながら自分の方へと寄せる。
それもできるだけ麗しい乙女達に悟られないよう、傷つけないようにしつつ小声で声をかけるのだ。
だってこの俺の祝いのパーティー会場で良いんだよな? まあ、そんな宮殿内の会場だから国中の貴族は集まっているだろうし。その中の三分の一以上は俺の身内……。親族……。
そして俺の前に立つ五人の麗しい
だって五人の乙女達の中に、俺の従妹がいるから間違えない。
だから俺は従妹の乙女達に動揺している事を悟られぬようにしながら女王陛下に苦笑いを浮かべながら声を掛けた。
「……ん? ルドアどうかしたのですか?」
でも女王陛下は、俺の気持ちを安易に悟ってくれずに、自分の首を傾げるだけだから。俺は従妹達から少しばかり距離をとった場所へと女王陛下と共に移動をして。
「伯母上様、今日は私の結婚相手をお披露目してくれる、婚姻のパーティーをしてくれると言って頂いたので。私は来たのですが。まさか? あの五人の姫を私の妃としてくれると言っているのではないでしょうね?」