第38話 女王陛下からの招待状(19)
だから驚愕した私ですが、ここで狼狽えるような失態をすれば我が家……。我が一族……。女王陛下の名を汚すようなことにでもなれば大変ですから。
「私も年頃ですから異性に対して興味がないと言えばうそになりますから。興味がない訳ではございませんが。恋愛に関しては全く興味が御座いません」
私は微笑みながら友人、知人へと告げる。
「えぇ~、そうなのですか、アイラ様~?」
「ええ、そうですよ~」
私が言葉を返せば。
「えぇ~」
「嘘~?」
「本当なのですか、アイラ様?」と。
その他にも私の友人、知人が驚嘆するから。
「私達貴族の娘は、家や一族を繁栄させ、守らないといけない義務があるではないですか」と告げる。
「ええ、そうですね」
「確かに……」
「その通りですわ、アイラ様……」
私の言葉を聞き、友人が数名ほど。私の言葉を理化して下を向きました。