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第36話 女王陛下からの招待状(17)

「きゃ~、凄い!」

「凄いですわ~!」

「生徒会長様は本当に凄いですわね~」

わたくは大変に物静かな方だと聞いていましたが。やはり三年生は凄い! 凄いですわ~」

「生徒会長様のように異性とお付き合いをすれば。あんな大胆な事でも平然と……」

「そうですね~、貴女の言われる通りで、他人の目があろうとも恋愛物語みたいな大人の振る舞いができるのだから本当に素晴らしい~」

「そうですわね~」

「はい」

「本当ですね」

「何て素晴らしいのでしょうか~」


 まあ、前回の話しの続きで御座いますが、わたくしの友人、知人は相変わらずと言うか? 


 先ほどわたくしの親戚に当たる女性……。この魔法科がある国立学園の生徒会長をしている年上の女性と彼氏との優艶な仕草と様子……。


 そう御二人は周りの雑音のために、お互いの声が小さく聞こえないのか?


 御二人は互いの耳まで唇を近づけ、ヒソヒソと嬉しそうに会話をしている優艶な様子を見て、御年頃のわたくしの友人、知人は刺激を受けて、キャキャ、イヤ~ン、イヤ~ン! と、各自各々が自分の気のテンションを上げ、興奮気味のようですから。


 ああ、わたくしは、本当にみなさんには困ったものだと、呆れながら思うのと?


 彼女、マヤさんでしたけぇ? あの方の御家……。御両親は彼との恋愛を御了承していらっしゃるのだろか? と思うのだ。


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