第33話 女王陛下からの招待状(14)
私が知人、友人達の会話を傍から聞きつつ、生徒会長さまはどんな女性だっけぇ? と思案をしていれば。友人の一人が話を振り、尋ねてきた。
だから私は「えっ! どうなのでしょうかね?」と苦笑いを浮かべつつ言葉を返した。
「ええ、そうですわよ、アイラさま」
「アイラさまの一族の中には、和の国へと行き、魔王と呼ばれるほど魔力の強い女性もいると聞きました?」
「あっ! 私は鬼と呼ばれるほどの、戦上手の女性もいるとは聞きました」
「あの、大陸中央のインドア帝国に嫁がれた女性は、海軍の都督をしているとも、我が家の両親から聞きました」
「あっ、私も」
「私もです……」
まあ、この後も何だかんだと、私の一族の女性達……。まあ、私の叔母と呼んでもよい人達の噂を友人、知人は楽しそうに会話をしていた。