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第21話 女王陛下からの招待状(2)

 そして私はのように世界最高の魔術師! 魔女! できれば魔王と呼ばれる者になるための精進を重ねているのだと、私がみなに説明をすれば。こんな田舎町の小さな寺院よりも貴族の子達が多々通う大都市の寺院や女王陛下が庇護する魔法学園で、魔法の勉強や技術を学ぶ方がよいのでは? と思うかもしれないが。


 我が一族は代々この寺院で勉学や魔術の教えを受けている。それは我が家が小さな男爵家……。


 そう、この小さな寺院がある小さな町の貧相な男爵家でいた頃から歴代の神父さまについて勉学や魔法の勉強、技術の基礎を徹底的に教わった。


 特に今の神父さまがこちらの寺院へと赴任されてからは我が一族から世界的にも有名な魔術師を輩出……。


 特に私の叔母の中には世界中の魔術師が恐れるほどの女性……。魔王と呼ばれる者や鬼と呼ばれる者も輩出し、名声値を得た者もいるほどだ。


 だから私は幼い頃から叔母上さまや叔父上さま達のようになりたくて、今我が家が伯爵家になろうとも大きな寺院や魔法学園ではなく。我が一族が栄光を掴む基礎を作ってくれたこの小さな寺院へと通っている。


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