「いいえ、今の言葉は朕の只の推測……。まあ、推理と言う奴ですよ。ふっ、ふふふ」」
でも伯母上様は俺が不満のある顔、声音で尋ねても、完全に子供扱いで、易しく微笑みながら言葉を返してきたから。
俺自身もムキになり、不貞腐れた顔を続けるのは馬鹿らしくなってきたので辞めて「そうですか」と言葉を返すと。
俺は|イングリッシュ王国の女王陛下クイーン・エリザベータ・ガイ《一族の長》や実の父であるガンダーラ三世が、何をさせたいのかを思案する。
「女王陛下?」
「何ですか、ルドア?」
「女王陛下と父上様、御祖父様はようするに、この私目に対して早く婚約もしくは婚姻をするようにと思っていると言う事ですね?」
俺は三人が何を求めているのかを思案して、答えがでたから伯母上様へと苦笑いを浮かべつつ尋ねた。
「ええ、そうですよ、ルドア。良く分かりましたね」
我が一族の長は女狐様の策士だから、俺が何を尋ねてくるかを、もう既に悟っていたみたいだから。やはり俺の事を、子供扱いをしてクスクスと微笑みながら良く分かりましたね、ルドアちゃん、おめでとうと褒め称えてくれた。
そんな伯母上に対して「ええ、何となくわかりました」と言葉を返して。
「今の私には、これだと思う女性がいません……。もし、よければ、我が一族の長のお眼鏡にかなう姫様がいれば御紹介していただけると助かりますが。どうでしょうか?」