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第7話 プロローグは海戦の準備(7)

 そんな主様の許で侍ウォーリアになるために剣技を再度学び中のレビィアさまだから彼女の腕前はルドア殿下自身が一番よくおわかりなので、彼女のことを𠮟咤激励すれば戦場へといってこいと手を振り見送るので。


 まあ、レビィアさんは大丈夫そうですね、と私は思えば。じゃ次の人へと指示をださないといけな? と思うのだった。




「ララさん~?」

「何ですか、マヤさま~?」

「私が敵への砲撃を測量しながら砲撃手達への指示を出しますから。今回はララさん、貴女が艦隊全体の隊列の指示を臨機応変にお願いしますね」


 私が残りのお妃さま達へと指示を出そうと思えば……と言うか? 私もレビィアさまと同じで、小さな小競り合い程度の戦ならば指示もだせますが、大きな戦での戦術や戦の流れを臨機応変に読み取ることはできません。


 でもマヤさまは私達の祖国の海軍都督のお嬢さまで幼い頃から軍船に乗り、父君であらせられるドレイク提督から海賊行為や海戦とは何か? を事細かに叩きこまれた秀才のお嬢さまですから。

 そのことを知っているルドア殿下ですから、今から大きな海戦がおこなわれると知っていても、主さまはあんなにも寛ぐことが可能な訳で御座います。(ペコ)


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