「レビィアさま~、敵船団への
「ええ、ララさま、私は何時でもオッケーですよ」
「そうですか~。ではレビィアさまは待機の方をおねがいします~」
「ええ、了解……」
いつもは敵国の艦隊……。奴隷船……。
そして海賊船との海戦になれば私達の新しい祖国となるインドア帝国の第四皇子……。
インドア帝国の竜と恐れられる私の従兄で夫にもなる海軍都督の殿下が指揮を執るのですが。
先程殿下が私達妃に任したと告げた通りで、今も主さまは優雅にデッキチェアーに横たわりワインを……は飲み終えたみたいですね、あのひとは……。
でッ、今度は、殿下は私達の叔母上さまが嫁がれた、和の国の清酒と呼ばれるお酒を少しずつ優雅に飲みながら。
「美味い」と呟き、歓喜したと思えば。
「皆頑張れ~。骨は俺が拾ってやるから~」