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第3話 プロローグは海戦の準備(3)

 家柄からして、殿下の妃の中では筆頭格になるであろうアイラさまが兵士達へと優艶な容姿で𠮟咤激励すれば何故か? 水兵達の士気が極端にあがるのですよ。私も一番年下のララさんも、アイラさまと一緒で金髪碧眼の容姿……。


 まあ、まだ幼いララさまは成長段階なので水着姿になってもチィパイのちんちくりんの幼児体系ですが。この私の容姿は言って悪いのですが、アイラさまと見比べても胸も大きく、成長をした女性……。ボン・キュ・ボンといった段差、括れのある素晴らしい体躯なのに。

 私が出陣前に兵士達を鼓舞……。𠮟咤激励しても今のアイラさまのように水兵、海賊達が自分の所持しているサーベルを天空へと掲げ──歓喜するような盛り上がりも起きずに、盛り下がるだけだから、もう辞めました……。


 だっていまだに水兵達はアイラさまと「エイ、エイ、オォ~~~!」とサーベルを天空へと掲げ叫んだり。


「アイラ!」

「アイラ!」

「アイラ!」


「アイラ様~!」


 とアイラコールを上げてみたりと中には?


「何と麗しい~!」

「素晴らしい~!」

「素敵だ~!」

「私はアイラさまの為ならば死ねます~!」

「私はアイラ様の為ならが死ぬ事も惜しみません~。あぁ~、アイラさま~」


 アイラ女神教の信者に陥っている者達も多々いるほどなのですが。


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