わけが分からぬような、呪詛や幽霊話などは置いといて…。
いや、その副産物ですが…。
私が成田山新勝寺に行った際の、参拝場所や参拝方法を紹介したいと思います。
ここはかなり広いお寺ですから、全てを回りきるのは、広すぎるので、私が何時もお参りしている場所を主に紹介して、残りは割愛しますので、ご容赦頂きたく…。
余談ですが、うちで飼っている柴犬(名前:みかん 雌犬)を、ごく希に連れて行くぐらい、かなり広いお寺なです。
これは私が日頃から行っている成田山の勝手な参拝による方法なので、各々が参拝したい方法や場所で、自らの思うがままに、お参りをして頂いて大丈夫です。
これを強制したり『このほうが絶対に良い』などと、勝手なエゴを皆に押しつける事なんて、絶対にしません。
それでは、本題に…。
余談ですが、大本堂の案件を書いている時点で2000字を超えたので、かなりの長文になりそうなので、何話かに分けて書きます。
(大本堂のお話だけで1話が終わります…。)
成田山に行く前に、少しだけ但し書きがありまして…。
もう、かなりの昔から、神田明神や築土神社、それに平将門の首塚などを参拝した人は(特に直近で)、成田山に参拝するのを控えたほうが良いと言われています。
平将門の乱の際に、成田山では戦乱が鎮まるように21日にも渡って祈祷をしていたのですが、その祈祷の最終日に将門が敗北したという言い伝えがあって、相性が最悪と言い伝えられています。
それを信じるか、信じないかは、個々の判断に任せるところですが…。
●大本堂
私は車で行く都合で、裏門から入る事が多くて、正門から入らない事が多いのですが、それでも、必ず先に大本堂へ行きます。
本堂の護摩祈祷は、御札を頂くような、ご祈祷の申し込みをしなくても、本堂の中に入る事ができるので、何か願い事があれば護摩祈祷の時間に合わせて、入ると御利益が倍増しそうな気がするので、最近は護摩祈祷に参列しています。
微妙に待つ場合は、本堂の目の前の大きな賽銭箱の目の前で、軽く手を合わせてから、他の場所に向かって時間を潰すこともしています。
大抵は30分程度前から、中に入って待機している人がいたり…。
私の個人的な参拝方法としては、本堂に入る前に、御守りなどが売っている場所にて、1本500円の護摩木を買って、願い事を書いた上で、護摩炊きがあれば本堂に中に入って、護摩祈祷に参列をするのが、私の最近の参拝のお約束なのですが…。
そうそう、護摩木がなくても、そのまま入ってもお咎めはありませんから、大丈夫です。
護摩木に書く願い事が決まらなかったら、迷わず『心願成就』と、書くのが良いかも知れません。
ご祈祷の間に、色々な悩み事や、願い事を心の中で念じてしまえば良いのです。
私のように、呪われたように不運が続くなら『禍事消除』や『災難消除』などと書くのはアリですが、そのような緊急事態なんて、生きている上で、普通は、ごく希でしょうから…。
もしも、時間が合わずに、護摩祈祷に参列できなかった場合は、護摩木を本堂の脇や、護摩木や絵馬などを書く場所にある、護摩木を置く指定場所に納めれば、後ほど護摩木をご祈祷して頂けます。
そして、護摩祈祷に参列できるのであれば、護摩木は手に持つか、横などに置いて、ご祈祷終了までなくさずに置いといて下さい。
ご祈祷の最初から、もの凄く太鼓の音が大きくて、その音は、お腹の底まで響くので、最初は本当に吃驚するぐらい凄いです。
それで、軽く悪いモノが憑いていても、抜け出して成仏してしまうのでは…と、私は思うのですが…。
(私の呪詛・悪霊騒動の件は、それでは祓えないぐらい、異様でかつ、イレギュラーすぎた緊急事態なのです)
護摩祈祷で読まれるお経は、真言宗らしい節のあるお経ですが、最初は『九条錫杖経』と言って、煩悩や厄難を振り払って、今生にいる者を導くお経であったり、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(一般的な観音経)と言って、ほとんどの宗派で読まれる基本的なお経ですが、観音様にまつわる、有り難い功徳のお経が読まれます。
そして、神道でもたまに読まれることがあるぐらい、メジャーな『般若心経』や、不動明王の功徳を説いた『仏説聖不動経』や、不動明王の、ご眷属(全部で36もいます)に、煩悩を払ったり、厄災消除や開運などを祈って、様々な御利益を授かるような祈祷も。
それが終わると、このあたりは真言宗らしく、様々な仏様のご真言を唱えて、祈祷をした人々や、参列した人々に御利益が授かるように祈祷をするのです。
祈祷を行っている最中、護摩の炎が激しく上がってきた頃に、多くの人が立ち上がった時が、お不動様からの、お力を授かるチャンスですからね。
そこで、自分が持っているバッグや財布などを持って、立っている職員やお坊さんなどに渡すと、護摩木の炎にて、お不動様の力で清めてもらえますし、『普通の人』は、これを行えば、とても御利益があると思います。
護摩祈祷が終盤になると、皆で不動明王のご真言を唱えます。
『のうーまく さんまんだー ばーざらだん、せんだー まーかろしゃーだー そわたや うんたらた かんまん』
余談ですが、天台宗だと微妙にご真言が違ったりしますが、成田山は真言宗なので、このご真言です。
ご祈祷が終わった後は、願い事を書いた本堂の向かって右端の入口付近に並んで、お不動様の目の前の護摩木を置く場所に納めます。
護摩木を置いて、お賽銭を入れながら、お不動様とご縁が繋がると言われている綱に触れると、御利益が増すかも知れません。
その後、本堂に向かって左側の出口から出て、すぐの場所に、2つの仏様が祀られています。
(*2025年4月現在の話です)
そこには大黒天様と、不動明王様がいるのですが、毎月、28日のご縁日になると、職員などが立っていて、この2つの仏像に触らせて頂ける場合があります。
(*28日の縁日以外は触ることは不可なので、注意して下さい。無闇に触れたらダメです。28日であっても、職員などの指示に従って無闇には触れないように。)
とくに大黒天様は、下から見上げて、表情が笑っていれば、御利益があるとか。
縁日以外だと、柵で囲われていて、お姿をみることも、触れる事もできません。
この、2つの仏像は、今までは一切経堂内に安置されていたようですが、大黒天及び不動尊を本堂の脇に置いて、多くの人に参拝して頂きたい意図があるとか。
成田山の関係者内で、この2つの仏様を『古仏』と呼んでいるようですが、私としては、こういう、とても古い仏様のほうが、よっぽど御利益があるような気がしています。
本堂での案件は、これで終わりにして、次話からは成田山内にある、お堂や幾つかの参拝箇所について、かいつまんで書き綴りたいと思います。