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第128話 交代? (12)

『おい、~! お前なぁ~、他人が沢山いる中でそんなことばかりを、変態、痴漢女染みたことを告げるならば。マンションに戻った時は、お尻叩き百回と、紙おむつの刑! アバ、アババの刑! にするから。覚悟して漏らせよ。わかったなぁ、~!』と唸り、ワンワンと吠えようとしたら。


「よかったですね、陛下~。これで先帝も報われます……。良い婿を貰われて本当に良かったですね」


 何太后さまの側にいつも居て、丁稚奉公をしている王允さんがうるうる、しくしくと涙を漏らしつつ、何太后さまへとお祝いのことばを新たまって告げると。


「王允さんの言われる通りです陛下……。前世のわたくしは漢帝国の衰退を涙を流しつつ見ては嗚咽を漏らし。不眠症も病んでいましたが。今日からは枕を高くして安眠することが可能です。しくしく、うぇ~、ん、うぇ~ん」


 王允さんに続き、何太后さまの丁稚に号になりそうな荀彧さんも、自身の金色の瞳からポロポロ涙を流しつつ告げた。


 だから妖艶で魅惑的なエルフの三人娘ではなく、御姉さま達が大変に仲良く。


「わん」

「わんわん」

「わぁ、おぉ~ん!」


 と泣き叫ぶものだから。



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