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第127話 交代? (11)

 僕はそんな我が家の駄女神さまのことを「はぁ~」と大きく溜息をして見詰めていると。

 舞いに舞っていた何太后さまなのだが、舞うことを辞められ。


李儒理樹! 李儒理樹! あれを! あれを見てみるがよいぞ~! 皇甫嵩と于禁が朕のために、あの張角のババ~率いる黄巾党を混乱に陥れているではないですかぁ~。ふっ、ふふふ。愉快、愉快……」


 後方を指さしながら僕へと嬉しそうに告げてきた。


「よかったね。満足した、何太后さま?」


 僕は子供のようにはしゃぐ駄女神さまへと尋ねた。


「うん、朕は嬉しい~。嬉しいぞ、理樹……。もうそれこそ朕はお漏らししそうなぐらい嬉しくて仕方がない」


 我が家の駄女神さまは、周りには人様の目があるのに、大変に可笑しく、恥ずかしいこと……。変態染みたことを平然と喜んで告げるから。





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