「うわぁ、あああん！　うわぁ、あああん！　朕に総大将をやらして、たもれ～。おねがい、たもれ～！　理儒～、曹操～、荀彧～、王允～。董卓頼むから朕のレベルをあげてたもれ～。どうせ曹操は～。理樹のこの世界のメインキャラクターだったから、将としてのレベルも90レベル以上であろう～？　でも朕はまだ～、レベルがやっと20代～～～！　これだと他所の帝国の女王達にレベルを尋ねられたら、『フッ』と鼻で笑われそうだから～。朕を総大将にしてレベル上げをしてたもれ～。みんな～、おねがいじゃ～～～！」

　我が家のどうしようもない駄女神さまは鼻水を垂らしつつ、エンエンと曹操孟徳孟徳へと泣きつき嘆願をするから。

「孟徳良いかな？」

　僕が大変に困った顔で俺嫁へと嘆願をすれば。

「何太后さまも、あの御様子ですから、曹操さま……」

　荀彧さんも流石に駄女神さまの泣きっぷりには苦笑いを浮かべつつ今回は孟徳に耐え忍んで総大将の任を譲ってやって欲しいと遠回しに嘆願……。