第108話 盲夏侯! (8)
だから僕は曹操孟徳に。
「えぇ~! 何で~!? 僕が孟徳に殺されないといけない訳~?」
と不平不満を告げ、尋ねるのだが。
「問答無用」
曹操孟徳は僕に冷たい目を向け、重圧ある声音で淡々と冷たく告げてくると。
「うがぁ、ああああああっ!」と吠え。
僕の頭に食らいついてきた。
「い、痛い! 痛い! 辞めろ曹操孟徳~! 話せば~。話せばわかり合えるから~。頼むから~。僕の頭を齧らないで~。痛い! 痛いよ~~~! 惇ねえさん~、助けて~、お願いだぁ、ああああああっ!」
僕は曹操孟徳にいくら許しを乞うても、俺嫁は唸り、噛みつくだけだから、惇ねえさんへと助けて~! ヘルプ~、ミ~~~! と嘆願をした。
「まあ、自業自得だな」
だけど惇姉さんの口からも冷たい声しか漏れないから。洛陽の宮殿内の曹操孟徳の部屋からは僕の絶叫──! 悲痛な叫び声しか当分の間は聞こえてはこなかった。
◇◇◇