「理君?」と曹操孟徳孟徳が何故か下を向きつつプルプルと震えながら僕を呼ぶから。僕は何だろう? と。曹操孟徳孟徳どうしたのだ? と思いながら。
「何、孟徳?」と言葉を返した。
「理君……。僕下剋上……。殺しても良いかな……?」
曹操孟徳孟徳は相変わらずプルプルと身体を震わせ下を向いたまま尋ねてきた。
「……ん? 孟徳、誰を?」
僕はコイツ、本当に可笑しなことを言うな? と思いつつ、言葉を返し尋ねた。
「理君に決まっているじゃないか~。あっ、ははは~。僕は浮気者~。裏切り者は許さないよ~。それがいくら主の理君だしても、あっ、はははははは。下剋上だ! 殺してやる!」
曹操孟徳孟徳は僕に対して本当に逝った! 切れた! まあ、何とも恐ろしい顔と目をしながら殺人鬼のようにケラケラ笑いつつ、告げてきた。