そうまるでラブコメの主人公ヒーローさまから言葉の暴力を受け、それを快感だと思う、思い込む変態娘のような仕草をする僕っ子の曹操孟徳仕草が本当に可愛くて、よーし、今度はどうやって曹操孟徳のことを苛めてやろうか? と思案を始めだすと。
「今日は理君、何の用事で捨てた女房のところにきたの? 僕お金ならばないよ……。身体で稼げと言ってもお店に出るのは嫌だからね」
プンプンと不満のある顔で曹操孟徳が尋ねてきたから。
「えっ!」と驚嘆……。
僕は何太后さま達や董卓閣下達のことが曹操孟徳にばれていると思えば、自分の顔色が急に青ざめ。ま、不味いと思う。
◇◇◇
「し、知っているんだ?」
「知っているよ。あれだけ洛陽の外で大騒ぎして、城内ではその話しで持ちっきりだよ。未だにね」
「そうなんだ?」
「うん」
僕が曹操孟徳の言葉を聞き、頷けば。