「何だ
僕が声をかけてやったのに董卓閣下は大変気だるそうに声を返してきたから。僕は董卓閣下のことをジロリと睨む。
「ヒッ!」
董卓閣下の口からこんな声が漏れ、彼女は顔色を変え、後退りを始めだすから。
「……盗って食ったりしませんから、そんなに怯えない」と彼女を諫め。
「董卓閣下も何太后さまのように裏金を持っていますよね?」
僕は冷たい目と、重圧ある声音で董卓閣下へと尋ねた。
「……ん? 金か?」
「うん、そう」
「何太后と変わらないぐらいは持っていると思うが?」
僕は董卓閣下の言葉を聞き、やはりこいつも裏金議員と同じで、過去に悪いことを……。色々な高官や商人達、地主達から賄賂を多々もらい溜め込んでいた極悪人だ! と。董卓閣下のことを自分の目を細め冷たく見詰め、蔑み。
僕は将来日本の国民を悪政から守る、保守派の政治家になるのだと誓う。まあ誓うのだが。
僕が側にいても日本語で会話をしないから、あの人達が何を密談しているのかは解らないから、保守派の政治家に多分なるのだとしか言えられない、あっ、はははと笑い誤魔化したところで話しを元に戻し、先に進めるけれど。
僕は董卓閣下が、超がつくほどの金持ちでよかった思いながら。
「閣下も何太后さまのように、あのタワーマンションに部屋を購入すればいいよ。まだ僕達と同じ最上階に空き室があった気がするから? 僕が両親に頼んで購入してもらうから、お金だけ董卓閣下がだして~、わかった?」
閣下に嘆願ではなく、マンションの一室もしくは二部屋ぐらい購入しろと下知をだした。
「そうすれば、この場にいる奴等も日本でも暮らせる訳だからいいんじゃないかな?」とも告げた。
「うむ、そうじゃのぅ。そうするか? それならば
董卓閣下は僕の提案に賛同してくれた。
だからこの場にいる僕の古い友人、知人達から。
「「やったぁあああっ!」」
「「やり~!」」
「「えぇかったぁ~!」」
「「ほんまぁ~」」
「「本当に~」」
「やはり李儒は前世と同じで土壇場で約に立つ~」
「やはり私~」
「
「うちら~」
「わしらの~」
「「黒の宰相さまだ~」」
「「やはりいざとなれば董卓閣下よりも約に立つ~」」
とみんなは僕のことを褒め称えてくれた。
だから僕はみんなに「そんなに僕のことを褒めるなよ……。そんなに僕のことを褒めても何もでないぞ……」と照れ臭そうに告げ。
「みんな仲間~、
「「あっ、ははは」」
「「ふっ、ふふふ」」
「
「「理君が」」
「「スケベが」」
「「変態が照れている」」
と、最後には僕に自分のオ〇パイを鷲掴みされたいのだろうな? と思う、悪態をつく奴等もいたけれど。今はそいつ等のことは放置……。後で僕の
「閣下、先ほどのお話ですが僕に提案があります。だから任せてもらえませんか?」
僕はこちらの世界へと来る最中に閣下に相談されたことを自分の一存で任せて欲しいと告げた。
◇◇◇