第89話 やぁ、久し振り?(2)
「へぇ~、そうなんだ? 李儒先生は日本の高等学校と呼ばれる学び舎で勉強をしているのか、凄いな~。偉いな~。行く行くは大臣様だな~。あっ、ははは」
董旻さんも董卓閣下に釣られるように高笑いを始めるから、こいつも後でしごぅしたる。あのデカパイを鷲掴みにして引っ張り、噛み千切って、種付け──! 二度と僕に対して悪態をつけなくしてやるから覚悟していろよ。このアマがと、僕が思えば。
「李儒は本当にめんこいの~。うちは~李儒の身体中を舐め回し、貪りたい衝動に駆られるは~。今から寝所に行かぬかぁ~、李儒~? うちが色々と同性愛の素晴らしさを教えてやるさかい。ふっ、ふふふ」
このクソ阿保……。僕とは生前は同期の桜だった李粛の阿保がまた何処かの誰かさん達……。
そう只今みんなで仲良く、車でショッピングへと出掛けている家のお后さま達……。何太后や何進将軍、王允先生に皇甫嵩のお姉さまと、その他の将軍達と同じようなひわいな台詞を李粛の奴は「はぁ、はぁ」と息荒く、涎までじゅるじゅると垂らし、手で拭きながら飢えカッちゃんのように告げてきたのだった。
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