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第80話 ちょっと話を遡りします(4)

『貴方はもしかして、我が社を脅迫しているのですか? もしもそうならば、こちらも出る所に出て話をしましょう。 弊社の方も顧問弁護士の先生を呼びますから』


 まあ、僕はこの通りの事態へと陥ったから。


 うっ! な、なぬ? なぬ? なぬ~? と自分の顔色を変え。


 や、やばいどうしょう?  相手! そう僕の運営会社は、送られてきたメール内容を見て、警察や顧問弁護士の方へと連絡を入れると威嚇! 脅しながら告げてきた。


 だからあの時の僕は、前世の李儒になる前だし。今の日本では最高の何太后後ろ盾を得る前の弱々しい僕だから大変に不味い立場に陥ったからね。


『……すっ、すいません。許してください……。僕は大人しくメンテナンスが終わるのを待ちますから許してください……。僕が書いたメールの内容は、本当に只の冗談だったのですよ……。だから警察の方には連絡をしないでください。お願いします……。ほ、本当にごめんなさい……』涙顔マークを記載して再度送り返した。


 僕のスマートフォンへと、ペコペコと頭を何度も下げながら。僕はとうとう大人の力……財力の前にあの時は屈してしまって、自分の両目からポロポロと涙を流した。


「大人……。大人って奴は……」と嘆き、呟きながらだ。


 でッ、その後の僕はと言うと? 悔しさの余り自分の机をドン! と力強く叩き、落胆して、机に自分の顔を伏せ、「エンエンエン」と声をだして泣いた。


「ううう、僕の大切な姫武将カード達……」とも嘆きながらだ。


 だってあの時の僕はもう二度と戦姫彼女達の妖艶な微笑が見れなくなるかも知れない? と、思っていたから本当に切なくてね、自分の両目から涙が中々止まらなかった気がする?


 でもさ、僕はその日を境に何太后さまのお化け……。キョンシーが枕元に立ち、僕に恨み辛み、愚痴や不満を嘆くのと。今もそうだけれど、僕は生気こそ吸われなくなったけれど何太后家の嫁っ子さ達に毎日精気を吸い尽くされて足腰立たない日々が続いているのと。

 僕が我が家の何太后駄女神さまに、三國志オンライン戦記の運営会社とトラブルになり脅迫されて涙を飲んだと説明したら。


「王允?」

「何で御座いましょうか?」

「朕の陛下に無礼を働いた者達へと天誅を加えてきなさい。わかりましたか、王允? そして皇甫嵩?」


 我が家の駄女神さまは、僕を虐めた三國志オンライン戦記の制作会社の社長や重役などの幹部連中達へと仕返しを始めるから、二人に会社へといき、話をしてくるようにと告げると。


 それから二人は真っ黒いトヨタのセンチュリーで出かけて、数時間後に王允先生と皇甫嵩お姉さまが自宅へと帰還をすれば。


「理君とトラブルが遭った会社の株の80パーセントはこちらで抑え、漢帝国の属国会社としました」

「だから今後はこちら莫大な資金を利用してゲーム製作ができるからと向こうは大変に喜んでいました、何太后さまと理君……」

「そうか、それは御苦労」と何姉さんが二人を労えば。


「「はっ、はぁ~」」


 二人はソファーに座る何太后さまへと、自主勉強を必死にしている僕へと平に、平にと頭を下げてくれるのだけれど。


 只今の僕はと言うと?


 そう、将来この日本の総理大臣になるため……。この治安の大変によろしい近代的な日本が何太后さまは大変に気に入り日本人へと帰化……。夫の僕を総理大臣にして日本を手に入れるのだ! と張りきり。王允先生の御指導の許──。勉学に勤しむ僕へも説明をしてくれたから。


「ありがとう」と「おつかれさま」


 僕は二人にお礼を告げるのだ。

 何太后美の女神さま》が僕達家族のためにと、劉家の一国の予算よりも莫大な隠し財宝で購入したタワーマンションの最上階……。


 そう何太后さま達と僕の愛の巣でハーレム生活……。日夜子作りと勉強に勤しむマスオさんの、僕の新婚生活が始まるのだが。


 そんな僕にある事件が起こるのだった。



 ◇◇◇









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