「ぎゃぁ、あああああああああっ!」
先ほど僕と何太后さまが仲良く、ラブラブアタックで一度粉砕した足──! でも自己再生(小)で回復した足を今度は
そう両足が仲良く粉砕された前世の僕の口からまた絶叫が吐かれながら、奴の身体は前屈みで倒れていく。
「
何太后さまは、劉家の太后陛下らしく凛と勇んで御二人へと指示をだすのだ。
まあ、大変に甘ったるい妖艶な声音……。僕自身が横で聴いていても、何姉妹って、何処からこんなエッチィ~声がでるのだろうか? と思うぐらい淡く甘い声音で御二人へと指示をだせば。
「
何太后さまは僕の指示ではなく、自分の意志と思い……。この場で敵の様子を見ながら、これまでにも色々な指示をだし、自分の率いる将軍、軍師達へと勝利を手繰り寄せる努力をちゃんとおこなうから。
「はい~、陛下~」
「何太后さま~、がんばりますね~」
王允先生と僕の顔からも笑顔──。そして口からは覇気のある返事が返ってくる。
「ブリザード~、発射~~~!」
「ピィ、イイイッ!」
「キャァ、アアアッ!」
僕の持つ魔法の杖から魔力全開のブリザードと、埴輪仕様のおもちゃの兵隊、ウィザード部隊が持つ魔法の杖からも一斉にブリザード発射され──!