「いけぇえええっ! 突撃ー!」
「ピィ、イイイッ!」
「キャァ、アアアッ!」
「こちらも何進将軍の騎馬隊に負けるでない~!」
「いけぇえええっ! 突撃ー!」
「ピィ、イイイッ!」
「キャァ、アアアッ!」
何進将軍がスキル鋒矢の陣の騎馬鉄部隊で前世の僕へと……。
そうボスモンスターのような悪しき巨大な魔物へと突撃を決行すれば。彼女の隊に後れをとらないようにと皇甫嵩将軍のやはり騎馬鉄部隊が真っ赤な光の矢のように飛んでいき、前世の僕の両足へと突撃を一度ではなく何度も突撃を決行するから。
「ぎゃぁ、ああああああっ!」
前世の僕は刹那……。
自分の口から断末魔のような絶叫を上げる。
「よ~し! 今がチャンスだぁあああっ! 二人に後れをとるなぁあああっ! 者共行くぞぉおおおっ!」
先の二人……。何進将軍と皇甫嵩将軍達に後れをとるではないと、
「ピィ、イイイッ!」
「キャァ、アアアッ!」
やはり彼女が率いる埴輪仕様のおもちゃの兵隊達も甲高い声音ではつらつと奇声を上げ、気勢も上げる。大将うち等はやり、まっせ! 任せてくだせぇ、ませ! とでも言いたい顔で前世の僕へとスキル鋒矢の陣で突撃を決行したから。