「何姉さん~~~!」
「……ん? 何かな、婿殿?」
「悪いのだけれど。
僕は何太后さまと何進将軍との家族会議を終え……。何太后さまがこれから先に産んだ子供の一人が劉家を継、何進将軍が産んだ子が何の家名を継いで、家の方はどちらかが産んだ子の一人が後を継げばいいだろうと言った話しをして、終わり。
まあ、家族会議がおわり遠目から前世の僕の様子を見て確認最後か近づいていると確信したから、只今何進将軍が持っているこのパーティーのリーダー権限を何太后さまへと譲渡して欲しいと嘆願をした。
「ええ、分りました。婿殿……。
何進将軍はお馬ちゃんに跨り、戟をプリプリと振りながら、本当にこのエルフの姉妹は男泣かせと言うか? エロイ声音……。男達の精慾を発情させ、脳を蕩けさすような声音に、仕草をするから僕ちゃんは、何姉妹との丼生活に対して身体が本当に持つのだろうか? と、自信なく思うのだ。
だって何太后さまが、うらめしや~♪ と僕の枕元に立ち。寝床に潜り込んでは生気、精気を吸い上げられていた時には、僕は翌朝両親や学園の友人達に。
「
と心配されるくらい、夜明け近くまで
僕は笑顔で「何姉さんおねがいします」と軍師らしく告げる。
「……ん? あっ、戻った……」
僕の傍で鉄騎馬隊から装甲弓騎兵……。
そう倭の国の侍仕様……。あの元の襲来を追い返した鎧武者の姫武将化へと変化して、ビキニアーマーではなくなった何太后さまが、埴輪仕様のおもちゃの兵隊の装甲弓騎兵を指揮しながら拍子抜けした声音で呟いた。
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