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第69話 反撃といきたいところですが (3)

「……ん? ああ、朕は幼い頃から、まだ姉上さまが兄上さまだった頃に、花よ、蝶よと大事にして育ててもらった御恩がある。だから前王にも姉上さまのことはお願いしして、近衛隊の隊長にしてもらった。だから今度は今の朕の主ある李儒理樹が姉上さまの今後の人生を支え養うのは当たり前のことじゃ。義務じゃ。朕と姉上さまはセットでおねがいじゃ~。朕は姉上さまを放置して一人幸せに余生を暮らす訳にはいかぬ~。それに朕の姉上さまは近衛隊の隊長になる前は洛陽で豪商。商いをしていた御方じゃから、李儒理樹の将来に必ず役に立つと思うぞ~。それに倭の国は少子高齢で子供が少ないとSNSで騒いでいるようじゃから。朕と姉上さまで李儒理樹の子を沢山産んでやるから心配するな~」


 僕が怪訝な表情で何太后さまへとワンワンと吠え、唸り尋ねてもこの通りで、僕の異世界冒険譚はあっさりとハーレム仕様の姉妹丼と化してしまったよ。


 だから僕の口からえぇ~、うそ~? と不満を漏らそうとすれば。


「婿殿、妹の言う通りでござる。だから今後、わたくしの事も妹同様お願いするでござる」


 何進将軍は時代劇みたいな硬い台詞で、エルフ笑みをくれながら嘆願してきた。


 でも僕は学生だからそんな甲斐性はないよ。無理だよ。だから何姉さん諦めてと彼女へと告げようとすれば。

 何姉さんの妖艶で麗しい姿……。彼女が着衣している聖〇士〇矢のゴールドクロスのようなビキニアーマーから見えるボン! したオ〇パイとキュと締まっている腰──。そして齧りつきたいようなボン! とした安産型のお尻ちゃんを見れば。思春期の僕の喉はゴクリと鳴るから。


「あっ、はい。わかりました……。何姉さん、こちらこそよろしくおねがいします」


 大変に意志の弱い僕はあっさりとハーレム王を生活を了承していますのだった。




 ◇◇◇






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