「みんな~、朕のためにありがとう~」
我が家の駄女神さま……。いいや、この電子! 霊子! 元々三國志オンライン戦記と呼ばれるアプリケーションゲームだった世界にバグを入れ、生命の灯火を入れ、宿し、新しい世界を創造した女神さまの一人である美と妖艶の女神さま……。
この漢帝国の皇帝ともいえる存在の何太后さまが、自分の華奢な腕で涙を拭き、女神さまの鶴の一声で新たに集ったメンバー達へと微笑みながらお礼をつげれば。
「いいえ、いいえ」」
「何のこれしき」」
「漢の将ならば当たり前の事ですよ。何太后様~」
「
僕の可太后さまや何姉さんとは違い、金髪碧眼のエルフさまではなく、銀髪に青い瞳のエルフな王允先生が真面目に前世の僕への
僕は王允先生の様子を見ながら「あっ、ははは」と苦笑いを浮かべると。
「何で
何太后さまへと忠実なポチですハァハァと息荒くしていた王允先生が僕へと視線を変え、怪訝な表情で尋ねてきた。
「えっ! いや!
僕は怪訝表情で睨む王允先生へと苦笑いを浮かべながら言葉を返した。
「ふむ、なるほど……」
僕の説明を聞き王允先生は、取り敢えず納得してくれた。
だから僕はホッ! と安堵するのだった。
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