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第63話 新たな御姉様達追加です! (4)

「……ん? ああ、分った、婿殿~! 後はお任せあれ~!」


 何進将軍は僕の嘆願を快く引き受けてくれた。


 だから僕はゲームのシステムでよくある、パーティーの権限を武将レベル10……。


 そう僕や何太后さまの武将レベル5の倍ある何進将軍へと譲渡──移行をすれば。


「お~い! 洛陽の城壁の上にいるメンバー達は早く下に降りて~、こちらに着て~、化け物を討伐するのを手伝いなさい~。早く、早く~!」


 流石後の漢の主要君主……。英雄達を束ねた近衛隊の隊長さま……。何進大将軍は素早く城壁の上でこちらの様子を窺うメンバー達をパーティーへと誘う。


「は~い」

「は~い」

「分かりました~」

「か、何太后さま~! 何進大将軍さま~! わ、わたくしは今からそちらへといき。御二人の為に花と散りますね~。陛下~! 閣下~! この身は漢の物で御座います~~~1」


 まあ、最後にあの人誰? 変わった人、可笑しな人だな? と僕が苦笑を浮かべたくなるような台詞を放った人もいたが。洛陽の城壁の上にいた四人の女性達はトゥ~! と物見台から飛び降り、地面へと急降下を始めながらシャラン~♪ と、中身が年頃……。思春期の男子の僕にボン・キュン・ボンの裸体を魅せ誘惑するように自分達の得意な種族へと変身を始める。


 だから僕は自分の目が飛び出そうなくらいガン見する、ことはない。僕の胸ではこの世の物ではないぐらい美しい女神さまがシクシクと泣いているし。先ほどの何進大将軍や皇甫嵩将軍の魔法シャラララ変身の時もそうだけれど。僕はダークエルフへと変身すると女性ホルモンが増えるためか? 男性としての性欲が沸かなくなるから。


 四人のゲームの中のキャラ……。最後に変な言葉……。戯言……。この人可笑しくない? 頭大丈夫なの? と僕が呆れ、悪態をつきたくなる台詞を告げた王允先生は僕が三國志オンライン戦記を始めた頃に使用していた精霊さまだから、何太后さまや何進大将軍と同じくでレベル30ぐらいだったかな? まあ、直ぐにイベントリーへと片付けて放置をしたけれど。


 もしかしてこのメンバーの中では彼女が、一番レベルが高いかも知れない? だから期待が持てるかも? と思えば。


「……うぅ、ううう、陛下……」



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