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第62話 新たな御姉様達追加です! (3)

 それもちゃんと僕は「みんなぁ~! サンダーボルト! いくよ!」と、自分が召喚した埴輪仕様のおもちゃの兵隊──ウィザード部隊へと指示をだして、前世の僕へと攻撃の手を緩めないようにしながら尋ねる。


「……ん? あれは朱 儁しゅ しゅんと王允、徐 璆じょ きゅう、秦頡のようじゃな……」


 何太后さまは遠く──洛陽の城壁の上を見詰めながら呟いた。


「多分、あやつらの、あの調子だと朕達を助けにきてくれたのかも知れぬのぅ?」とも告げてくるから。


、よかったじゃないか! の呼びかけで色々な人達が救援に集まってくれたのだから」


 僕は微笑みながら優しく告げる。


「うん」


 何太后さまは僕の言葉を聞くと頷き、下を向いたままになる。


 だから僕は「後を頼むね」とウィザード隊の小隊長へと嘆願をした。


「ピィ!」


 彼女から返事が返ってきたので、「はぃやぁ~!」と僕は自分が駆る埴輪仕様のお馬ちゃんへと合図を送り。慌てて下を向き、感無量と化しているのかな? 戦の最中なのに顔をあげようとしない、何太后さま側へと駆け寄る。


~、どうしたの~?」


 僕はまだ両親には紹介をしていないけれど、顔色を変えながら嫁に尋ねた。


「うぅ、ううう、うわぁ~、ん、うわ~、ん」


 僕が何太后さまの側に駆け寄り、声をかけると俺嫁は、顔を上げ──口を大きく開けながら泣き始めた。


 だから僕は駄女神さまの主らしく、直ぐに抱き締め、ハグ……。僕のチィパイに顔を埋め、更に「うわ~、ん、うわ~、ん」と声を大にして泣き始めた何太后さまの頭を優しく撫で、ヨシヨシをしてあやし続ける。






「姉ちゃん~! 姉ちゃん~! 何の姉ちゃん~、後のこと~、指揮はお願い~! 何太后さまがこの通りだから。僕達二人揃って指示をだせないから~。戦の方は~、お願いします~」


 僕は自分の胸で甘え泣く、何太后さまの頭を優しく撫で、あやし、労りながら何進将軍へと大きな声で嘆願をした。


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