「このままだと朕と
何太后さまは更に御二人へと嘆願をしたのだけれど。僕はこの阿保の台詞……。僕の心の奥底に居た悪しき心は、世の中を悪い方向へと導こうとする某国の政治家のおじさん達みたいな、自分の老後や一族だけを良くするために利権に貪り、裏金をもらい蓄えている人達みたいな者だと。今まで僕は思っていたけれど。どうやらそれは僕の勘違いのようで……。
あの黒き○ースベイダー卿のような魔物は、前世の僕の何太后さまへの純粋な恋心……。
そう彼女を殺害してまでも独占したいと思う。前世の僕の恋心と悲しみ? 憎しみ? 復讐心からできた魔物かな? と思ってしまったから。
「
僕は洛陽の城壁の頂上へと愛想笑いを浮かべつつ手を振り──。愛嬌を振り撒きながら二人を攻撃パーティーへと誘う。我が家の駄女神さまへと自分の目を細め、冷たい表情と重たい口調で唸りながら声をかける。
「何じゃ、
何太后さまは御二人に手を振り、愛想を振り撒く行為を辞め、後ろを振り向き、首を傾げる。
「
僕は自分の頭を可愛く傾げるビッチ、セフレ女に尋ねてみた。生前の僕のことを愛していたと言うのは嘘偽りなのか? とね。
「……ん? 朕のことかのぅ、
「ああ、お前のことだ、
僕はビッチ、セフレ女に言葉を返すと。