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第49話 もしかして赤い糸で結ばれている? (4)

「ちょ、ちょっと~~~! どう言うことだよ~!? ~、お前の言葉って~、曖昧な言い方だから~。僕はよくわからない~? 理解ができないよ~! だからちゃんと~! ちゃんと、よ~! 教えてくれよ~、~~~!」


 年上の何太后駄女神さまを彼女や自分の妻のように名指しで呼んだり、お前と平然と呼び続け。それで我が家の駄女神さまが不快感を募らせる、どころか?


「ふっ、ふふふ」と大変に喜んでいる辺り、僕と彼女との関係は大変に深いものだと悟ることができるのに。それでも僕はギャギャとお猿さんのように地団駄を踏んで騒ぎ立てるから。


「うふっ、ふふふ、内緒……。李儒理樹が今のお父さまとお母さまにちゃんと朕の紹介をしてくれる時に話すから」


 僕を揶揄していた何太后さまの楽しい、嬉しいような、女神の微笑みが止み、駄女神さまの顔色が真っ青へと変化して。


「リ、李儒理樹~! あ、あれを見てみろ……。前世の悪しきそなたの無くなったはずの足が! 足が~~~! ニョキニョキと生えてきている~~~!」


 何太后さまは絶叫交じりで叫びながら僕へと教えてくれたのだ。


「えぇ!うそ~~~!?」


 僕は何太后さまの説明を聞き、自分の目が飛び出そうなくらい驚嘆をして。家の駄女神さまが教えてくれたことは本当のことなのか? と確認をとる。


 すると何太后さまの教えてくれた通りで、前世の悪しき僕の破壊された足が。日本の異世界冒険譚の物語のアニメのやられ悪役キャラのようにニョキニョキと伸びているのが現実に僕の瞳に映るから。


「マジだぁああああああっ! 本当だぁああああああっ!」


 僕はまた驚愕しながら叫ぶ。


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