そう何太后さまはやっと李儒の転生者である僕と波長が合い、自分の寂しさ、悲しさを紛らわすために。毎夜僕の許へと尋ねてきては甘え、自分の寂しさ、悲しさを紛らわしていた。
なのに? 僕はキョンシー化している何太后さまのことを怖がり、畏怖……。いつも彼女がくれば避けて、暴言を吐いたり、悪態を続けていた。
自分は身体が気だるいよりもスッキリ! ポッキリ! としていた癖にさ。
だから僕は不味いな? と思い笑い誤魔化してみた。
しかしだ! 僕の目の先で、我が家の駄女神さまの身体が馬上でプルプルと震えだし始めたから。
あっ! 不味い! やばい! と、何故か僕が思ってしまえば。
「……な、なのに、
何太后さまは僕へとお約束の言恨み辛みを告げてきた。
でも僕は前世のことなど知らない。覚えてもいない。
だから僕達夫婦の目の前で片足は無いけれど。それでも暴れ狂う、悪霊化……。ボスモンスター化した悪しき僕に不満を言えよな!
「ごめんなさい、ゆるしてください、
僕は何故か何太后さまへと照れ恥かしがりながら不満を告げる訳でもなく、素直に愛の告白を前世と合わせると二度になるのかな? 彼女の許しを乞うためや御機嫌取りをする訳でもなく素直に告げ。今度こそ彼女のことを幸せにするからと決意を告げる。
ポッ!
だから何太后さまは、お馬ちゃんの上で地団駄を踏む行為を辞め、自分の頬……。あの雪のように白い頬を桜色に染めながら。
「
と更に何太后さまは自分の頬を桜色に染めながら照れ恥かしそうにモジモジとして、肢体の方も蛇のように動かし始めるから。
「えっ!
僕は自分の顔色を変えながら何太后さまへと尋ねるけれど。
我が家の駄女神さまは「そう言うことじゃ」としか、伴侶になる僕に教えてはくれなかった。
◇◇◇
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