「ブリザード、発射~~~! 撃てぇええええええっ!」
僕は魔法スキル
「えぃ!」
「ピィー!」
「やぁ~!」
「キィー!」
「とぉ~!」
「キャァ~!」
魔法スキル
そして我が家の駄女神さま……。いや、今の何太后さまはまるで高祖劉邦公のような振る舞いで、前世のボスモンスター化した僕へとスキル鋒矢の陣で、鉄騎馬突撃を連続で右往左往と攻撃を繰り返すから、奴は刹那……。
「うぎゃ、ああああああっ!」
前世の僕の片足が絶叫と共に拭き飛んでいく様子が見えるから。僕は、すごいな! と思いながら感心しつつ見ていると。
「やった~! やった~! やりました~!
相変わらず前世の凶悪──! 悪者──! ○ースベイダー卿のような僕からの攻撃……。
そう我が家の駄女神さまは敵からの破壊光線や魔法杖による一刀両断……。パンチ! チョップ! 足踏み! を交わしつつ己の健闘……。自分が敵の足を吹き飛ばしたことに対して何太后は歓喜──! 埴輪仕様のずんぐりしたお馬ちゃんの馬上で、あのひとは、優艶なよく締まったお尻をフリフリと、扇子ダンスまで披露しながら歓喜! 感動している!
そして主さまに、自分の活躍を見たか? 凄いか? 凄いなら褒めてくれ! とジェスチャーしてくるから。
「
僕は何太后さまよりも年下……。あいつは僕の姉さん女房になるのだけれど、元が女王さまで甘々、ちやほやされながら暮らしていた。それにあいつの実年齢も二十歳前後で本当に若いお姉さんだから、少女みたいにはしゃぐから僕は大人になった振りを装いつつ褒めてやった。
「だからもっと頑張れ、母ちゃん」とも付加えて褒めてやると。
「母ちゃん?」と怪訝な表情で首を傾げるから。
「日本では妻のことを夫は、ママと呼ぶよりも母ちゃんと呼ぶ人の方が多いいから。僕が
僕は片足が吹き飛んだ前世の僕に対して「混乱!」、「火炎ナパーム弾!」、「ライトニングボルト!」、「ブリザード!」とスキル魔法を発動しつつ、攻撃を加えながら我が家の駄女神さまへと説明をした。
「なるほど」
何太后さまは僕の説明を聞き感心……。納得した声を漏らすと。
「やはり、
「えっ!」と驚嘆して僕は首を傾げ。
「
◇◇◇
(17)