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第38話 夫婦? で仲良く頑張ります(1)

「いくぞ~! 李儒理樹~!」


 我が家の何太后駄女神さまが何とも甘ったるい声音~。如何にも色香のある未亡人の中華エルフの女神! 皇女さまらしい、僕の脳を蕩けさすような声音で下知をくれてもさ。僕自身は今の何太后さまの声音を聞くと拍子抜け……。返って気が抜けてしまい。


「はい、はい、わかりました、……。僕も頑張るね……」


 と一応はやる気のあるところを何太后さまへとみせながら。


「ダークネスショット……」


 僕が覇気、やる気のない声音で呟いても。僕が召喚し直した中華のキョンシー仕様のウィザード達……。埴輪仕様のおもちゃの兵隊達はね。


「ピィ~~~!」

「キャァ、アアアアアアッ!」

「キッ、キキキキキキッ!」


 僕の耳に障る、煩い、甲高い声音で。まあ、叫ぶとさ。僕や彼女達が持つ魔法の情から、漆黒の色した火の玉のような魔弾が連続……。次から次へと発射するから。


 うぎゃ、ああああああっ!

 ぎゃぁ、ああああああっ! と前世の僕……。○ースベイダー卿化した僕の口から絶叫が吐かれることはなく。


「ふん、がぁ、ああああああっ!」


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