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第37話 駄女神様も参戦です (3)

 だから前世の僕は我が家の何太后駄女神さまのライトニングスタンの攻撃によって刹那状態へと堕ちるので。


「うぎゃぁあああっ!」、

「ぎゃぁあああっ!」


 前世の僕の口から大変苦しそうな絶叫が吐かれつつ、奴の身体が落雷が落ちる度に光輝き──。


 そして奴はスタン攻撃で麻痺して動けなくなるのが僕のダークエルフの少女化した紅色の瞳に映るから。


 あれ~、、わりと強いじゃないと思い。


 そういえば何太后このひと……。のゲームキャラの中でSSキャラの隠しキャラだった気がする……と、僕は過去のこと考える人になりながらフムフムと思い出す。


李儒理樹~、お主は~、何をしておるのじゃぁ~? 朕が前世のお主にスタン攻撃をしたのだからぁ~。お主は、ここで魔法攻撃ではないのか~? 李儒理樹よ~!?」


 前世の僕に対して魔法スキルのライトニングスタンで攻撃し、終えた何太后さまは、後ろを振り返りながら絶叫交じりで僕へと嘆願……と言うよりも下知かな?


 家の駄女神さまは、ああ見ても漢の皇帝扱いの女王陛下さまだから僕へと下知をだしてきたので。


「ほい!」と僕は何太后さまへと返事をすれば。


 何太后さまが盾職へと変身をしてライトニングスタンを前世の僕へと攻撃を始めたと同時に。賢い軍師の僕は直ぐに攻撃タイプの魔法職──ウィザードへと変貌していたので。


「みんなぁ~! 鶴翼の陣~! 整列~!」


 僕は乙女らしく、大変に可愛らしい澄んだ声音で埴輪仕様のおもちゃの兵隊達へと下知をだした。


「キィー!」

「キャー!」

「キャ、キャ」


 僕の下知を聞き、埴輪仕様のおもちゃの兵隊立ちが、甲高い声を漏らしながら奇麗に鶴翼の陣を布いていくから。

 僕は「おぉ~!」と感嘆してしまう。



 ◇◇◇




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