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第23話 ゲームのキャラへと変身? (2)

「えぇ~、そうでしたっけぇ~?」と言葉を漏らして。

「何太后さま~、僕は董卓陣営のキャラはほとんど使用したこともなく、ゲーム内の倉庫──イベントリへと入れ、放置状態でしたからよく覚えていないです」と。


 まあ、三国志物や織田信長物の歴史戦略SGLゲームやRPGゲーム、格闘ゲームをプレイしたことがある人達ならばわかる通りだ。


 自分が気に入らない、趣味ではないキャラは、制作者側の熱意や苦労、愛情なども無視して、そのキャラの特徴……。容姿や能力の確認の方も余りしなでイベントリへと入れ、放置の方をほとんどのプレイヤー達がおこなうと思うから?


 僕もみなさんと一緒で李儒の特徴は余り覚えてはいない……。只ダークエルフの妖艶なお姉さまだった気がするのは、僕の勘違いなのだろうか? と思えば。


李儒理樹~?」


 何太后さまが背後から呼ぶから。


「何ですか、何太后さま~?」


 僕は不満のある声音で彼女へと言葉を返すと。


「それと~、何太后さま~、あのですね~? 頼むから僕の頬や耳、首筋にキスやペロペロと貴女の舌を使用して舐めないでください。僕はくすぐったいですから~! それに只今は戦時下ー! 僕は貴女にそんな魅惑的なことをされると李儒あいつの攻撃を避けることができなくなりますから~。わかりましたか~?」


 僕は更に何太后さまへと不満を申して、「それはそうと何ですか~?」と再度尋ねた。


「ああ、李儒理樹、お主の容姿のことじゃ」


 何太后さまは言葉を返すと。


李儒理樹~、お主の容姿は~。そなたが先ほど朕へとゲームのキャラクターと同じ力を授けてくれと申してきたから。朕はそなたの、思うがままゲームのキャラクター通りの李儒に、したまでだから。そなたが朕に不満を漏らしてきても困るぞ」と言葉を返してきた。


 だから僕は、じゃ致し方がないかことだと諦めることにするのだった。




 ◇◇◇



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