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第14話 駄女神様も参戦です (1)

「か、かー! 何だー! お前の、その恰好はー!」


 僕の下知でシャラ、ラララ~! デュ、ワン、シャラ、ラララ~! と魔法少女変身──! オ○パイ、ボヨ、ヨ~ン! で僕のように裸体で華麗に、じゃないよね、この女性ひとは……。


 そう、我が家の駄女神さまは大人の超がつくほどのC国美女──。それもエルフの妖艶なお姉さまだから優雅──。妖艶な肢体を曝け出しながら変身……。


 それもダークエルフの未発達である少女の僕のような中華仕様ゴスロリファッションなのでは? と思うような、大変に大きく開いたスリットのミニスカのチャイナドレス仕様の魔法ロープではなく。

 我が家の何太后駄女神さまは……。まあ妖艶、官能的な金色のビキニアーマって奴へと魅惑的に大変身を遂げる。


 だから僕は何太后さまの大きな生オ〇パイに括れたあの優艶な腰や引き締まったヒップに魅了され、でっ、へへへ……と、自分の顔を緩め、鼻の下を伸ばし堪能……。


 でもさ、僕はダークエルフの可愛い李儒へと変身しているから、男性の大事な物が宦官でなくてもないから、直ぐに我に返って。


か~、何でお前は! 他人の目があるのに、そんな優艶な変身をして、人さまに自分の魅惑的な裸体を見せる~? そして変身すれば聖○士○矢の物語にでてくるような○ールド聖○士のビキニアーマーへと変わるのだ~!」と罵声を吐き。


か~、お前は本当に劉弁王子を産んだのか? それって冗談だろう? うそをつくなよ、か~?


 僕は何太后さま新妻さまへと唸り、ワンワン! と吠えた。


 でも阿保は他人さま……。前世の僕へと裸体をプルンプルンと曝け出したから、やはりまだ気がすまないと言うか? 悲しいので。


か~、頼むから~。僕と二人きりの時以外は、そのビキニアーマー使用を辞めてくれ! お願いだー! 頼むよー!」


 僕は今度は憤怒から、気落ち、落胆した顔で何太后さまへと嘆願……。


 そう頼むから他人の目に、東洋の宝……。宝石のような柔肌を見せないでくれと僕が嘆願をして肩を落とすのだけれど。


 我が家の何太后駄女神さまは主さまの下知を聞き、本当にやる気十分……。士気も高そうだから、僕の嘆きなど気にする様子もなく盾を構え、剣を振り上げ──!


「みなの者~! 朕に続けぇ~! 突撃じゃぁ~! いくぞぉ~!」


 何太后我が家の駄女神さまは僕と同じように盾式の埴輪仕様のおもちゃの兵隊達へと下知をだして──自分のお尻を優艶にフリフリと振りながら御先祖さま……。のように突撃を決行──!


 でも劉邦さまは、覇王項羽さまとは違い戦下手だったらしいから、僕と同じレベル5の何太后さまは……。さて戦の方はどうなのだろうか? と僕はフムフムと我が家の駄女神さまのお尻を見て、また魅入り、堪能しながら。


『父ちゃん! 今晩はホームランだ!』


 と思いつつ興味津々に様子を窺っていると。


「ライトニング! スタン!」


 何太后さまが僕がもう既に忘れて、先ほどから全くと言ってよほど使用していないスキルを甲高い声で喚き、叫び、発動をおこなうと。

 今まで青空だった空が、どんより薄暗くなり。空の雲行きが怪しくなっていく。


 そして天空が薄暗く……。黒い雲に追われ……。漆黒の闇へと覆われれば。


《ビリビリ!》


 黄色い竜が降臨して空を舞い始めだす。


 そして落雷黄色い竜は天空を舞うだけ舞うと『ピカー!』と輝いて地上へ降下──!


《ドカン!》 


《ドカン、ドカン》


 ダー〇ベーダ卿のように暗黒化して、鎧武者の姿へと変貌している前世の僕の巨大な身体から雷撃による衝撃音が次から次へと聞こえだした。


 だから前世の僕は我が家の何太后駄女神さまのライトニングスタンの攻撃によって刹那状態へと堕ちるので。


「うぎゃぁあああっ!」、「ぎゃぁあああっ!」


 前世の僕の口から大変苦しそうな絶叫が吐かれつつ、奴の身体が落雷が落ちる度に光輝き──。


 そして奴はスタン攻撃で麻痺して動けなくなるのが僕のダークエルフの少女化した紅色の瞳に映るから。


 あれ~、、わりと強いじゃないと思い。


 そういえば何太后このひと……。のゲームキャラの中でSSキャラの隠しキャラだった気がする……と、僕は過去のこと考える人になりながらフムフムと思い出す。


李儒理樹~、お主は~、何をしておるのじゃぁ~? 朕が前世のお主にスタン攻撃をしたのだからぁ~。お主は、ここで魔法攻撃ではないのか~? 李儒理樹よ~!?」


 前世の僕に対して魔法スキルのライトニングスタンで攻撃し、終えた何太后さまは、後ろを振り返りながら絶叫交じりで僕へと嘆願……と言うよりも下知かな?


 家の駄女神さまは、ああ見ても漢の皇帝扱いの女王陛下さまだから僕へと下知をだしてきたので。


「ほい!」


 僕は何太后さまへと返事をすれば。


 何太后さまが盾職へと変身をしてライトニングスタンを前世の僕へと攻撃を始めたと同時に賢い軍師の僕は直ぐに攻撃タイプの魔法職──ウィザードへと変貌していたので。


「みんなぁ~! 鶴翼の陣~! 整列~!」


 僕は乙女らしく、大変に可愛らしい澄んだ声音で埴輪仕様のおもちゃの兵隊達へと下知をだした。


「「キィー!」」


「「キャー!」」


「「キャ、キャ」」


 僕の下知を聞き、埴輪仕様のおもちゃの兵隊達が、甲高い声を漏らしながら奇麗に鶴翼の陣を布いていくから。

 僕は「おぉ~!」と感嘆してしまうのだった。



 ◇◇◇



(済)

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